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三洋電機株式会社は、台湾クオンタ・コンピュータ(Quanta Computer/廣達電脳)とテレビ事業におけるグローバルな戦略的提携を開始、10月2日付けで新会社を設立する。三洋電機本体からは、テレビ事業に関する企画/開発/購買などのオペレーションが分割され、新会社に引き継がれる。 新会社の名称は、三洋ビジュアルテクノロジー株式会社(仮称)。資本金は約1億円で、出資比率は三洋が81%、クオンタが19%を予定しているが、設立時点では三洋電機の100%出資となる見込み。代表者は三洋電機の井植敏彰常務執行役員で、所在地は大阪府大東市三洋町1-1。従業員は約130名。 日本、北米、欧州、中国などの地域向けの開発/購買を、新会社の三洋ビジュアルテクノロジーが継承。薄型テレビのほか、ブラウン管テレビの企画/開発も担当し、三洋/クオンタ双方の強みを活用して、製品プラットフォームの共通化や、材料/部品の共同集中購買などを実施。年末商戦向けの製品企画/開発を進めていく。 同時に、テレビ製造/販売部門は本社機能を北米に移転する。米国のテレビ製造会社「三洋マニュファクチャリング・コーポレーション」を「三洋テレビインターナショナル(仮称)」と名称変更し、日本から本社機能を移転。最大の市場である北米を基点に事業展開を図る。 同社では、薄型テレビ中心の北米/欧州テレビ事業と、ブラウン管中心のエマージングマーケットテレビ事業の2つに大別し、それぞれに異なる戦略を推進していく。 □三洋電機のホームページ ( 2006年8月11日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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