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NECエレクトロニクス株式会社は15日、DVDレコーダ向け画像処理LSI「EMMA2RH(品名μPD61291)」上に、青色レーザーを用いた次世代DVDレコーダに対応する基本ソフトウェアを搭載した製品の開発を完了。「EMMA2RH/HD」として、サンプル出荷および量産を開始したと発表した。サンプル価格は25,000円。 なおEMMA2RH/HDは、既に株式会社東芝が7月27日に発売した、世界初のHD DVD搭載HDDレコーダ「RD-A1」に採用されている。NECエレクトロニクスでは、「HD DVDレコーダの構築に最適な製品であると考えており、これらを必要とする応用分野に向けて積極的な販売活動を展開する」としている。 EMMA2RH/HDには、EMMA2RHにデジタルハイビジョン放送の受信機能と、レコーダの機能を1チップ上に集積した画像処理LSI。HD DVDディスクやHDDに直接デジタル放送を録画する「SOB記録」処理機能、HD DVDディスクやHDDにアナログ放送などを録画する「VOB記録」処理機能、HD DVDディスクに必要なコンテンツ保護技術(AACS)を実現するための支援機能などを追加。「HD DVD-VRモード」記録に対応した。
またデジタル放送を現行DVD規格のSD品質に変換して記録する再圧縮機能など、従来から提供していた機能も併せてサポート。同社では、「HD DVDレコーダに必要な機能のうち、HD DVD市販ソフト再生機能を除く大部分のデジタル/アナログ録画・再生機能を1チップで実現できる」としている。
□NECエレクトロニクスのホームページ ( 2006年8月15日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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