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米MPEG LAは17日(現地時間)、映像コーデック「VC-1」に関する特許所有各社が、共同ライセンスの実施で合意したと発表、特許のライセンス料を公開した。 PC用のエンコーダ/デコーダについては、OS組込以外の利用は、10万ユニット/年までの提供は無料。10万を超えると、1ユニットあたり0.2ドル、500万ユニットを超えると、1ユニットあたり0.10ドルを支払う必要がある。2006年から2010年までの年間支払額の上限は500万ドル。 OSに組み込む場合も同様だが、年間支払額の上限は800万ドルとなる。なお、Microsoftは、2006年1月1日にさかのぼり、ライセンスに基づきロイヤリティを支払う。 また、コンテンツ配信でのVC-1利用についてもライセンス方針が決定した。ユーザーが各コンテンツごとに料金を支払う場合は、12分以下のコンテンツは無料。12分以上の場合は、販売金額の2%もしくは1本あたり0.02ドルのいずれかで、金額の低い方となる。 月額固定などのサブスクリプション型については、参加者が10万人以下の場合は無料。10万~25万人までは25,000ドル/年、25万~50万人までは5万ドル/年、50~100万人は75,000ドル/年、100万以上では10万ドル/年となる。 また、無料のテレビ放送については、VC-1送出機1台あたり2,500ドル。もしくは10万~50万世帯未満で2,500ドル/年、50万~100万世帯未満で5,000ドル/年、100万世帯以上で1万ドル/年。無料のインターネット配信については、2010年までの間は課金されない。 VC-1はMicrosoftのWindows Media Videoをベースとした映像コーデック。特許保有社は、DAEWOO Electronics、France Telecom、societe anonyme、富士通、Philips Electronics、LG Electronics、松下電器産業、三菱電機、Microsoft、NTT、Samsung Electronics、シャープ、ソニー、Telenor ASA、東芝、ビクター。 □MPEGLAのホームページ(英文) ( 2006年8月18日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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