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三菱、デジタルチューナ搭載3in1「楽レコ」を参考出展
-HDMIでVHS出力。「今年度、Blu-rayは発売しない」


8月22~23日開催


 三菱電機株式会社は、販売店や流通、住宅設備など、業者向けの新製品内覧会を開催。新プロジェクタ「LVP-HC5000」や、青色LEDを用いた新型冷蔵庫を発表したほか、デジタルチューナ搭載HDD/DVDレコーダ「楽レコ DVR-DV635」などを参考出品した。


■ 「楽レコ」初のデジタルチューナ搭載モデル「DVR-DV635」

DVR-DV635

 「DVR-DV635」は、同社のDVDレコーダ「楽レコ」シリーズでは初めてデジタルチューナを搭載する3in1レコーダ。正式発表や発売日時は未定だが、年末商戦には発売する予定で、店頭予想価格は11万円前後。

 HDD容量は250GB、DVDはDVD-R/RWの記録に対応し、DVD-RへのVRモード記録もサポートする。VHSへのデジタル放送録画も可能となっている。チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統備えており、デジタル放送と地上アナログの2番組同時録画が可能。デジタル放送の2番組同時録画はできない。


リモコン

 HDD/DVD/VHSのダビングに加え、DVからHDD/DVDなど、8方向のダビング機能を搭載。また、デジタル放送をそのまま録画する「TS」モードのほか、「TS AUTO」モードを搭載。TS番組のほか、DVDムーブ用にSD画質のMPEG-2 PSデータも録画し、同データを利用してDVDムーブ時に高速ダビングが行なえるというモード。ムーブ後はHDDのTS/PSデータともに消去される。TS AUTOのPSデータは録画予約時の番組表データを元に一枚のDVDに収まるようビットレートを自動調整している。

 EPGは3/6/9チャンネルの表示切り替えが可能な「グッと楽電子番組表」を採用。また、従来の「楽レコ」シリーズと同様に、放送CMカット機能の「オートカットi」を搭載し、本編もしくはCMだけを再生するプレイリストを自動作成できる。スポーツ番組録画時に、アナウンサーの声や観客の歓声などを独自の技術で解析し、盛り上がったシーンのみ再生できる「ハイライト再生」も搭載している。

 ただし、オートカットi、ハイライト再生をデジタル放送録画時に利用する場合、TS AUTOモードでの録画が必要になる。これは同機能がTS AUTOで生成されるPSデータを元に映像を解析しているため、という。

デジタル放送用EPG「グッと楽電子番組表」 「ハイライト再生」はTS AUTOモード時のみ利用可能

 また、3in1レコーダながら、HDMI出力も搭載。DVDやHDDの録画番組だけでなく、VHSの映像もHDMIから出力できる。D4出力や、S映像、コンポジット、アナログ音声、光デジタル音声出力を各1系統装備。入力端子は、コンポジット、S映像と、アナログ音声を各1系統と、DV端子を備えている。

 外形寸法は435×383×99.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.5kg。開発は三菱電機で、製造は船井電機に委託している。


■ Blu-rayの2006年度中の発売は無し

 また、内覧会場では同社初のBlu-rayレコーダも参考出展。写真撮影は禁止だったが、デジタルチューナやHDDを内蔵し、製品化時にはBD-ROMプレーヤー機能も搭載する予定。現在、プレーヤーとレコーダの開発を平行して行なっているが、具体的な発売予定は未定。なお、プロジェクタの発表会では、Blu-rayの製品化スケジュールについての質問も出たが、「今年度(2006年度)中の製品投入予定は無い」とした。

8月に米国で発売予定の46型フルHD液晶テレビ「LT-46231」と、米国で発売中の57型DLPリアプロテレビ「WD-57731」 電源プラグを通して映像や制御信号の伝送が可能な「PLC(Power Line Communications、電力線搬送通信)」のデモ AV機器のほか、冷蔵庫やエアコンなどのデモスペースを設け、同社製品をアピールした

□三菱電機のホームページ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/

( 2006年8月22日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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