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auは28日、地上デジタルテレビ放送のワンセグ放送に対応した日立製端末「W43H」と、三洋電機製端末「W43SA」を9月上旬より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。 両機種ともワンセグ放送の受信のほか、microSDメモリーカードへのワンセグ放送録画にも対応。また、音質面での強化も図られている。 ■ W43H
ワンセグ放送の受信/録画に対応した携帯電話。ボディカラーはミスティックバイオレット/メローホワイト/センシアルブルーの3色が用意される。 2.6型/240×400ドットのIPS液晶ディスプレイを搭載。液晶部は2軸ヒンジ構造により回転可能で、画面を外向きにしたまま折りたたむこともできる。視野角は160度。また、テレビ画質を「標準」、「シネマ」、「色鮮やか」の3タイプから選択できる「ナチュラルカラーマネージメント」も搭載している。 システムの低消費電力化により、最長4時間15分の連続視聴を可能とした(従来モデルW41Hは約3時間45分)。内蔵メモリは50MBだが、新たに、microSDカードへのワンセグ録画に対応。512MBのmicroSDに約2時間40分の録画が行なえる。録画した番組は音声付きの1.3倍速早見再生が可能。タイムシフト再生も行なえる。
有効画素数約207万画素のデジタルカメラ機能を搭載。320×240ドット/15fpsでの動画記録機能を搭載するほか、microSD上のSD-Video(ASF)形式ファイルの再生にも対応する。 また、音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)」対応をはじめとした音楽機能も搭載。オーディオプレーヤー「au Music Player」を搭載しているほか、W43Hを含むauの新端末では、ヤマハが音質面での設計コンサルティングを行ない、ヤマハ製の音源チップを搭載。同チップの「DBEX」技術により帯域を拡張、高音質化を図っており、着うたフルなどの圧縮音源でも高域補間などにより音質を向上している。W43Hでも同技術が導入されている。これによりLISMOの購入楽曲はもちろん、ワンセグ放送の音声も高音質化したという。 SD-Audioの再生機能も搭載するほか、8モードのエフェクトや、ステレオスピーカーも内蔵する。さらに、イヤフォンもソニー製の「MDR-E0931」を同梱し、装着感と音質の向上を図っている。
また、パケット通信を利用した新しい「マルチキャスト通信」サービスに対応。約10分程度の映像付き番組を深夜などに自動受信して、最新の音楽情報を集めた「LISMOチャンネル」などが楽しめる「EZチャンネルプラス」や、ニュース番組を自動更新する「EZニュースフラッシュ」などの機能が利用できる。 「おサイフケータイ」機能やPCサイトビューワ機能も搭載。連続待ち受け時間は約310分、連続通話時間は約220分。外形寸法は約50×23×106mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約140g。専用の卓上ホルダも付属する。 ■ W43SA
ワンセグ放送受信/録画に対応した三洋電機製の携帯電話。約22mmと薄型の筐体にワンセグチューナを内蔵し、別売のmicroSDカードへのワンセグ放送録画が可能となっている。ボディカラーはクレストイエロー/カララホワイト/ウッドブラウンの3色を用意する。 2.4型/320×240ドットのIPS液晶ディスプレイを搭載。約30MBのメモリを内蔵し、約8分間のワンセグ放送録画が可能なほか、microSDカードスロットを装備。2GBのmicroSDカードを利用して、microSDへの番組録画にも対応する。最長約4時間40分のワンセグ放送視聴が可能となっている。 199万画素のCMOSカメラも搭載。静止画のほか、最大640×480ドット/15fpsの動画記録にも対応。SD-Videoの再生機能も備えている。 音楽機能はau Music Playerを内蔵し、LISMOに対応。FM/AMチューナも内蔵している。W43Hと同様に高音質化機能「DBEX」に対応。ステレオスピーカーも搭載する。イヤフォンはソニー「MDR-E0931」。「EZチャンネルプラス」など、マルチキャスト通信を利用した機能は備えていない。 連続待ち受け時間は約250時間、連続通話時間は約240分。外形寸法は約102×22×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約133g。
( 2006年8月28日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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