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auは19日、地上デジタルテレビ放送のワンセグ放送に対応した日立製作所製の携帯電話「W41H」を開発したと発表した。2月上旬発売で、価格はオープンプライス。 2006年4月1日に放送開始となる移動体/携帯端末向けの地上デジタル放送「ワンセグ」の受信に対応した携帯電話。2005年12月に発売した三洋電機製端末「W33SA」に続く、ワンセグ対応第2弾モデルとなっている。 約2.7インチ、解像度240×400ドットの液晶ディスプレイを搭載。液晶は回転可能で、画面を外向きにしたまま折りたたむこともできる。表示可能色は約6万5千色だが、ワンセグテレビ時は約26万色表示が可能。さらに、「ナチュラルカラーマネージメント」機能を搭載。テレビ画質を「標準」、「シネマ」、「色鮮やか」の3タイプから選択できる。 低消費電力化により、最大3時間45分のワンセグ受信が可能。電池残量表示が残り1メモリになると自動的にテレビが終了するため、着信やメールなどを逃さないという。なお、アナログテレビチューナは備えていない。
また、最大空き容量70MBのデータフォルダを用意(BREWフォルダと共有)。ワンセグ放送の録画が行なえるほか、タイムシフト再生に対応。ワンセグ放送視聴時に着信した場合、応答している際の放送を約2分間録画。後で音声付き1.3倍速の追いかけ再生ができる。なお、通常の録画機能での最大録画可能時間は約30分。
設定をカスタマイズすることで、液晶を外向きにしたまま折りたたんだ「ビュースタイル」で、付属の充電スタンドにセットすると、自動的にワンセグテレビが起動する機能も用意。本体に放送受信用のアンテナとステレオスピーカーを内蔵し、小型テレビとして利用することもできる。 ほかにも、マナーモード設定時にワンセグを起動すると、音声ミュートのままテレビが起動する機能も装備。字幕表示機能も備えているため、字幕を持った番組ならば、音を聴かなくても内容が把握できる。
音楽機能は、1月下旬よりスタート予定のau総合音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」(LISMO/リスモ)に対応。対応機種同士で音楽のプレイリストを交換したり、音楽コミュニケーションサービス「うたとも」が利用できる「au Music Player」が利用可能。 さらに、4月からスタート予定のPC向け音楽配信サービス「DUOMUSIC STORE」(デュオミュージック ストア)をサポート。PCからの楽曲転送用ソフトとして「au Music Port」に対応しており、DUOMUSIC STOREで購入した音楽データの転送や、音楽CDからのリッピング、楽曲データの管理が行なえる。また、アドレス帳や画像データの管理も可能。著作権ありで外部出力可能な「着うたフル」ファイルをPCにバックアップすることもできる。なおUSBケーブル(試供品)も同梱している。 聴いている音楽の好みにあわせ、お勧めの楽曲を表示してくれるレコメンド機能や、気分にあわせたプレイリストを作成してくれる機能なども利用可能。プレイリストをメールに添付して送信することもできる。 miniSDカードスロットを備え、メモリーカードに楽曲の保存が可能。SD-Audio形式の音楽ファイル再生にも対応しており、DRM付きのファイルも再生できる。プレイリスト再生や、7種類のイコライザも搭載。ステレオイヤフォンも付属する。また、ステレオスピーカー用に2種類のイコライザも用意。スピーカーは3Dサラウンドの再生をサポートし、ヤマハ製の「AudioEngine LSI」が使われている。 ほかにも、「着うたフル」や、「聴かせて検索」機能も用意。FMラジオチューナも備え、音楽やFMラジオを聴きながら、メールの読み書きやEZwebの閲覧を行なうこともできる。また、SD-Video形式の動画ファイルも再生可能。日立製PC「Prius」などの録画ファイルを再生できる。
有効画素数約207万画素のデジタルカメラ機能を搭載。閉じた状態での外形寸法は106×53×27mm(縦×横×厚さ)。重量は約159g。連続待ち受け時間は約240時間。連続通話時間は約220分。充電所要時間は約140分。
□auのホームページ
(2006年1月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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