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ソニーは、フルHD(1,920×1,080ドット)の反射型液晶パネル「SXRD」を使用したリアプロジェクションテレビ「BRAVIA A2500」シリーズ2モデルを、9月15日より発売する。価格はオープンプライスで、60V型「KDS-60A2500」が60万円前後、50V型「KDS-50A2500」が50万円前後の見込み。
どちらも、同社が開発した単結晶シリコンを駆動素子とする反射型液晶ディスプレイデバイス「SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を採用したリアプロジェクションテレビ。SXRDパネルの採用で、コントラスト比5,000:1以上、応答速度2.5m秒以下を実現する。 0.61型のSXRDを3枚内蔵する「3SXRD方式」で、独自の映像処理エンジン「ブラビアエンジンプロ」を採用。 ブラビアエンジンプロでは、様々な映像信号が混在するデジタル移行期に合わせて、入力信号の種類に応じたアナログ/デジタル変換を行なう「CCP-XA」機能を搭載、変換時に発生する画像の歪みやジッタを低減する。SD信号からHD信号への変換には1080pに最適化する映像信号処理技術「DRC-MF v2.5」を利用し、映像処理の過程で発生するノイズを押さえて、最適な1080p映像信号を創出可能。 また、1080p映像信号からテクスチャ成分のみを分離し、映像に合わせて明るさを細かく制御する「IFP2」を搭載。映像の質感を豊かに再現するという。SXRDパネルに合わせたパネルドライバを装備することで、残像感も低減している。
光源には120Wの高圧水銀ランプを搭載。SXRDの高い光利用効率と、独自の新光学エンジンの採用により高輝度化を実現。そのほかにも、光学エンジンからの光量を、入力信号に合わせて自動調整する「アドバンストアイリス(絞り)」機能を備え、SXRDパネルとの組み合わせにより、最大で10,000:1の高コントラスト比を実現している。 映りこみを抑えた独自開発のスクリーンを装備。リビングなどの明るい環境でも、映りこみが少ないという。 内蔵ステレオスピーカーは最大出力12W×2ch。サラウンド機能の「TruSurround XT 5.1 DIGITAL」を搭載し、ステレオスピーカーで5.1chサラウンドを再現可能。チューナは地上/BS/110度CSデジタルと、地上アナログに対応。 映像入力端子はHDMIを3系統備えるほか、D4×2、S映像×1、アナログRGB(D-sub15ピン)×1。音声入力はステレオミニ音声×1。音声出力として、光デジタル音声×1、ヘッドフォン×1などを装備。 消費電力は215W。外形寸法/重量は60V型が141.3×51.4×98.8cm(幅×奥行き×高さ)/44kg、50V型が118×44.7×83.9cm(幅×奥行き×高さ)/34kg。 なお、交換用ランプ「XL-5200」は26,250円で単品販売も行なわれている。専用スタンドも9月15日より発売。60V型用「SU-RS11X」が67,200円、50V型用「SU-RS11M」が55,650円。 □ソニーのホームページ ( 2006年8月30日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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