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シャープ株式会社は液晶テレビAQUOS Gシリーズの新モデルとして、フルHD解像度のパネルを採用した52型、46型、42型の3サイズを発売する。それぞれにアンダースピーカータイプとサイドスピーカータイプを用意しており、計6機種となる。価格はすべてオープンプライス。発売日は下表の通り。
いずれのサイズもフルHD解像度の「ブラックASV液晶フルスペックハイビジョンパネル」を採用。8月に稼動を開始した亀山第2工場で第8世代のマザーガラスを使って生産される。 フューチャービジョンが研究・開発したインクジェット方式によるカラーフィルターの製造技術を使用。同社従来比約67%アップとなるコントラスト比2,000:1を実現。黒の表現力がさらに向上したという。リビングコントラスト比も20%向上の650:1。輝度は450cd/m2となっている。
パネルの駆動には、新たに「新・Quick Shoot技術」を投入。世界最速という応答速度4msを実現し、従来比30%向上。スポーツ番組や、テロップなどの文字が流れるシーンでも見やすい表示を可能にしたという。視野角はマルチ画素技術の投入で上下左右176度を確保している。
バックライトには青、緑、赤の3波長に深紅を加えた4波長バックライトを採用。番組の明るさレベルに合わせてバックライトの輝度を最適化させる「ピュアホワイト」機能や、環境の明るさに合わせて調節する「明るさセンサー」も備えている。 音声面では、アンプに独自の1ビットデジタルアンプを採用。従来の2倍である5.6MHzにサンプリング周波数を高めたΔΣ変調LSIを採用。スピーカーは本体から独立設計となっており、共振の影響を低減。アンダータイプとサイドタイプの2種類を用意しており、どちらも2ウェイ6スピーカーシステムを採用している。
それ以外の主な機能は9月から発売される37型以下のGシリーズとほぼ同じ。HDMI接続を利用してテレビからレコーダやサウンドシステムを制御できる「AQUOSファミリンク」に対応。i.LINK接続のレコーダと組み合わせて録画を行なう「ハイブリッドダブレコ」機能も可能。 AQUOSサラウンドとの組み合わせでは、HDMIを介して接続することで、テレビからサラウンドシステムの電源ON/OFFやボリュームなどの基本操作が可能。番組情報データを基にしてAQUOSサラウンドのサウンドモードを自動的に切り替えるなどの連携も行なえる。 HDMIのバージョンは1.2aで、1080p入力に対応。3機種とも2系統のHDMIを装備している。チューナは地上/BS/CS110度デジタルを2系統搭載。地上アナログも1系統用意し、デジタル放送の2番組同時表示や、レコーダと連携した裏番組録画も可能。
2008年度の省エネ基準をサポートしており、環境負荷物質の廃止や、環境に配慮した部材の積極採用などを進めたという。各モデルの仕様は下表の通り。
■ 壁寄せスタンドを用意 AQUOSシリーズ用の専用オプションも10月1日から新たに発売される。壁掛け用金具金具「AN-52AG1」(26,250円)や、フロアラック「AN-52FR1」(126,000円)を用意。さらに、新たなスタイルのスタンドとして“壁寄せスタンド”「AN52WS1」(115,500円)をラインナップする。
壁寄せスタンドは、L字型のスタンドで、擬似的な壁掛けのようにも見えるデザインと省スペース性が特徴。和室にも溶け込むカラーリングを採用したとしている。
□シャープのホームページ
(2006年8月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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