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ビクター、フルHD D-ILAプロジェクタの低価格機を出展
-コントラスト10,000:1を実現。プロセッサ本体内蔵


会期:9月1~6日

会場:メッセ・ベルリン見本市会場


 ビクターはIFA 2006で、フルHDのD-ILAを利用した新プロジェクタを「DLA-HD NEW」との仮称で参考出展。IFA 2006会場に専用のシアタールームを設営し、上映デモを行なっている。

新開発の光学系を採用。前面にエアフロー用の吸気口を備える

 新開発の0.7型1,920×1,080ドットD-ILAデバイスを採用し、光学系も新設計。コントラスト10,000:1以上、輝度800ルーメン以上を実現している。

 2005年に発売した上位モデル「DLA-HD11K/HD12K」では、コントラスト比2,500:1としていたが、新デバイスと光学系の改良によりコントラスト性能を大幅に強化したという。なお、この数字は動的な絞り制御などを用いずに実現している。

 「新しいデバイスの採用により、向上したコントラストが、新プロジェクタの映像の最大の特徴。そこに、注目して欲しい」(ILAセンター プロジェクション技術部 木村秩プロジェクションシステムグループ長)という。

2系統のHDMI入力を本体に装備

 レンズシフト機能も搭載。また、「DLA-HD11K/HD12K」は、ビデオプロセッサを外付けにしたセパレート型となっていたが、新モデルは本体にプロセッサを内蔵した。「手軽に本格的なホームシアターを楽しめる製品として、今回は一体型にした」(ILA事業グループ ILAディスプレイカテゴリー 小林光主幹)という。

 本体にはHDMI×2、コンポーネント×1、S映像×1、コンポジット×1の各入力端子を装備。RS-232C端子も備えている。DLA-HD11K/HD12Kではアルミ筐体を採用していたが、新プロジェクタはプラスチック筐体となる。ただし、外装の高級感にはこだわり、製品化を進めていくという。

 発売日は未定だが、「年内の発表を予定している」とのことで、2007年初頭の発売が見込まれる。価格については「DLA-HD11K(1,695,750円)」よりは大幅に安くなる見込みで、「100万円を切るのは間違いないが、どこまで下げられるのかはこれから決めていく。他社と競争力のある価格を目指したい」としている。

 また、日本では9月21日により開催されるA&Vフェスタにも出展予定とのことで、「日本で期待している皆さんに是非来場して欲しい」(小林主幹)と語った。

背面 上部に操作ボタンを装備する 新D-ILAプロジェクタの特徴

□IFA 2006ベルリンショーのホームページ(英文)
http://www.ifa-berlin.com/
□IFA 2006のホームページ
http://www.phileweb.com/ifa/
□関連記事
【3月16日】【大マ】完成度を高めたフルHD D-ILAプロジェクタ
~ ビクター 「DLA-HD11K/HD12K」 ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060316/dg64.htm
【2005年9月28日】ビクター、静音化したフルHD/ハイエンドD-ILAプロジェクタ
-ファロージャとABTの映像ユニットを用意。169万円~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050928/victor.htm

( 2006年9月3日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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