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パイオニア、高級トールボーイスピーカーの限定モデル
-白木の突き板を使用し限定200台。1本63万円


10月下旬発売

標準価格:63万円(1本)


 パイオニア株式会社は、ハイエンドスピーカー「TAD-M1」(1本315万円)の技術を投入したという高級スピーカー「S-1EX-LTD」を10月下旬に発売する。価格は1本63万円。

 2005年11月に発売した「S-1EX」(1本52万5,000円)の限定モデル。S-1EXのエンクロージャを白木の突き板に変更し、光沢塗装を施したモデルとなっており、200台限定で販売される。

 エンクロージャ以外の仕様は「S-1EX」とほぼ同じ。ダブルウーファを採用した、3ウェイの位相反転式トールボーイ。最大の特徴は、ツイータとミッドレンジに、TAD-M1でも使用された独自のCST(Coherent Source Transducer)同軸ユニットを採用したこと。

 CSTは、広帯域にわたって駆動ユニットの位相と指向性をコントロールする同軸スピーカー方式。ツイータにはベリリウム振動板を採用し、100kHzの超高域再生が可能。ミッドレンジにはマグネシウム振動板を使用し、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用している。ユニットの口径はミッドレンジ部が14cm径、ツイータ部が3.5cm径。

 ウーファは18cm径のコーンユニットを2基搭載。ボイスコイルやネオジウムマグネットは大型のものを採用しているが、磁気回路そのものはコンパクトにまとめており、振動板背面の抵抗を低減。ノイズの発生源となる空気流の乱れを抑えている。

 各ユニットから発せられた音波を、リスナーの耳に同時に到達させるため、タイムアライメント技術を採用。バッフルに「プレシジョンカーブ」と呼ばれる形状を採用したほか、エンクロージャも8度傾斜しており、完全なタイムアライメントを実現したという。

バッフルに「プレシジョンカーブ」を設け、各ユニットから発せられた音波を、リスナーの耳に同時に到達させている

 ほかにも、エンクロージャ内の定在波を除去するABD技術などを採用。インピーダンスは6Ω。再生周波数は28Hz~100kHzで、クロスオーバー周波数は400Hz/2kHz。出力音圧レベルは89.5dB(2.83V)。外形寸法は422×609×1,283mm(幅×奥行き×高さ)。重量は66kg(1本)。

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release545-j.html
□関連記事
【2005年9月2日】パイオニア、「TAD」の技術を踏襲した高級スピーカー
-1本50万円のトールボーイなど。CST同軸ユニット採用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050902/pioneer.htm

(2006年9月12日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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