パイオニア、トールボーイ型の“ピュアモルト”スピーカー －ピュアモルトオーディオラックやスタンドも用意

S-PM300

10月下旬より順次発売 標準価格：70,000円(S-PM300/1台) 　　　　　　 94,000円(B-PM1000/1台) 　　　　　　 56,000円(CP-PM300/ペア)

　パイオニア株式会社は、ウイスキーの樽材を利用した「ピュアモルトスピーカー」の第5弾としてトールボーイ型の「S-PM300」を10月下旬より発売する。価格は70,000円(1本)。

　また、ピュアモルトオーディオラック「B-PM1000」もあわせて発売するほか、スピーカースタンド「CP-PM300」(ペア)も11月中旬より発売する。価格はラックが94,000円、スピーカースタンドが56,000円。

■ S-PM300

　ウィスキーの樽材を再利用したトールボーイスピーカー。サントリー株式会社から供給されたウィスキーの樽材を再利用し、スピーカーのエンクロージャに採用している。

　樽材は堅牢なホワイトオークで、エンクロージャに応用することで、不要な共振を抑えて、楽器のような広がりを持つという。ユニットはウーファーは10cmコーン型のダブルウーファと、2cmドーム型ツィータの2ウェイ3スピーカー構成。

　ウーファは振動板に高剛性のアラミド繊維を採用。エンクロージャの容積を活かした中低域再生が可能という。ユニットを支えるフレームは新開発のアルミダイキャストを採用し、エネルギーロスを低減している。

　また、エンクロージャ内の定在波の発生を抑える「ABD(Acoustic Balance Drive)テクノロジー」を搭載。独自の音響シミュレーションによりウーファとポートの配置を最適化し、濁りのないダイナミックなサウンドを実現するという。

　ポート部の素材にはエンクロージャと共通の樽材の無垢板を削り込み採用。共振を抑え、質感ある低音再生を可能としたという。再生周波数帯域は40Hz～40kHz、出力音圧レベルは84dB、最大入力は100W。

　外形寸法は160×252×540mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.5kg。2.5m長のOFCスピーカーケーブルやすべり止めが付属する。

■ B-PM1000/CP-PM300

B-PM1000

　「B-PM1000」は、ウィスキーの樽材を利用したオーディオラック。棚板は4段で、外形寸法は600×475×718mm(幅×奥行き×高さ)。重量は17.2kg。スパイクやスパイク受けが付属する。

　「CP-PM300」は、ウィスキーの樽材を利用したスピーカースタンド。外形寸法は360×360×480mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.8kg。スパイクやスパイク受けが付属する。

□パイオニアのホームページ
http://pioneer.jp/
□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release550-j.html
□関連記事
【7月11日】パイオニア、「TAD」技術を導入したピュアモルトスピーカー
－ウーファコーンに天然木材パルプ使用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060711/pioneer.htm
【2005年5月16日】パイオニア、ウイスキー樽利用の「ピュアモルトスピーカー」
－サントリーが樽材供給。ベースモデル「S-A4SPT」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050516/pioneer.htm

( 2006年9月19日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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