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株式会社東芝は10日、韓国LG.Philips LCD(LPL)のポーランド ヴロツワフ近郊にある液晶パネル製造会社、LG.Philips LCD Poland(LPLWR)に、全体の20%弱に相当する約55億円を出資する契約を締結したと発表した。2007年8月時点の資本比率では、残り約80%がLPL。 東芝は9月13日に、ポーランド ヴロツワフ近郊のコビエジェツェに液晶テレビ製造販売会社である東芝テレビ中欧社の設立を発表。生産開始は2007年8月を予定しており、テレビ製造の第2拠点として、英国工場と合わせて2009年度には年間約300万台の生産を目指すとしていた。 LPLWR(正式名称:LG.Philips LCD Poland Sp.zo.o)は、2005年9月に設立。液晶パネル組み立て工場として、2007年第1四半期(1~3月)の生産開始を予定している。 今回の出資は、「急伸長する欧州市場におけるシェアアップを図るための施策のひとつ。出資により2製造拠点でのパネルの長期的な安定調達と、競争力のある価格での調達が可能になる」としている。 また、「LPLWRからは50型を超える大型液晶パネルの調達を見込むことができるため、欧州市場での大型液晶テレビのラインナップを拡充することができる」という。さらに、「提携によりLPLとの技術協力を深め、東芝の画質を最大限に生かした液晶パネル開発や、液晶テレビの品質向上を実現できる」としている。
(2006年10月10日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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