|
PC関連の展示を中心とした、デジタル総合展「WPC TOKYO 2006」が18日、東京ビッグサイトで開幕。会期は21日まで。入場料は2,000円(事前登録で無料)。主催は日経BP社。 PC関連の展示が中心だが、ワンセグを中心としたデジタル放送の受信機器も参考展示されている。また、ポータブルオーディオプレーヤーの周辺機器や、ポータブルメディアプレーヤーの展示もあり、ここではそれらを中心にレポートする。
■ 据え置き型のワンセグチューナ
グリーンハウスのブースでは、年内の発売を目指しているという据え置き型のワンセグチューナを展示している。付属のアンテナでワンセグ放送を受信し、コンポジット/アナログ音声で出力するというユニット。
小型STBのような筐体を採用しており、屋内外での利用を想定。同社では外部入力のあるポータブルDVDプレーヤーやカーナビ用モニタなどとの接続を提案している。詳しい仕様は未定だが録画機能などは備えず、純粋なチューナとして機能。EPGや文字放送の表示なども現段階ではサポートしていないという。チャンネルは付属のリモコンで変更。価格は2万円以下を予定している。
ほかにも、トランスミッタを内蔵した既発売のMP3/WMAプレーヤー「GH-KANA」シリーズや、11月下旬発売のiPod用アクティブスピーカー「GH-SPA-440」を展示している。「GH-SPA-440」は第1/2世代のiPod nano、第5世代のiPodに対応。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,800円前後の見込み。
□関連記事
■ W-ZERO3関連の展示も ウィルコムの協力で出展している「Mobile×Style! パビリオン」では、12月に発売を予定しているW-ZERO3[es]用のワンセグチューナを展示。価格は1万円~1万5,000円程度を予定している。 テレビ画面に加え、チャンネル番号や文字放送も表示する標準表示画面と、テレビ画面のみの拡大表示が可能。MPEG-4 AVCフォーマットで解像度320×240/320×180ドットのワンセグ放送に対応し、表示解像度は縦向きの場合480×270ドット、横向きでは640×480ドットの拡大表示が可能。フレームレートは15fps。 EPG表示もサポートし、ワンセグのデータ放送表示にも対応する予定だが、デモ機ではサポートしていないという。なお、会場では放送電波が入りにくいため、本体に保存した動画ファイルを再生している。連続視聴時間は約2時間程度になる見込み。
ほかにも、既発売のネットワーク映像配信ユニット「Slingbox」(スリングボックス)で送信したWMV9の動画を、W-ZERO3で受信するためのビューワーアプリ「SlingPlayer」を参考展示している。展示は開発済みの英語版のものだが、日本語版も年内のリリースを目指すという。Windows Mobile 5.0で動作するバージョンとなっており、PC向けのビューワーアプリは無償で提供しているが、Windows Mobile版は有料販売になる見込み。
■ 30GB HDD搭載のメディアプレーヤー
韓国メーカーTINNOSの日本法人TINNOS JAPANのブースでは、10月23日発売のメディアプレーヤー「blufin」を展示している。1.8インチの30GB HDDを内蔵したプレーヤーで、4.3インチの液晶ディスプレイを搭載。解像度は480×272ドット。SDカードスロットを備えるほか、USB 2.0端子も搭載。OSにはWindows CE 5.0 Professional Plusを採用している。 価格は68,250円を予定しているが、会場では特別価格として65,000円で予約を受け付けている。外形寸法は72×131×24mm(縦×横×厚さ)で、リチウムポリマー充電池を含めた重量は260g。200万画素のデジタルカメラも内蔵している。
動画はMPEG-1/2/4、WMV9、AVIに対応。720×480ドット、1.75MbpsまでのWMVファイルもデコード可能。音声はAAC/PCM/AC3/WMA/OGGをサポートする。韓国では7月から発売しており、オプションでナビ機能を実現するGPSユニットも用意。「日本のメーカーと協力して、日本の地図を実装し、日本でもGPSユニットをリリースしたい」とのこと。
■ その他
ラディウスのブースでは、iPodなどのポータブルプレーヤーとの接続を想定した真空管のプリメインアンプと2ウェイブックシェルフスピーカーのセットを参考展示している。年内の発売を目指しており、価格はセットで8万円程度を予定。アナログ音声入力を備えるほか、アナログ音声出力を備えたiPod用クレードルをセットにしたバージョンも予定しているという。同社はiPod用ケースやイヤフォンなどを商品展開しているが、「それらのシリーズを象徴する、ハイエンドモデルとして製品化する予定」だという。
ほかにも、10月末の販売を予定しているイヤフォンも展示。第2世代のiPod nanoとマッチングするシルバー、ブルー、ピンク、グリーンのカラーバリエーションを用意しており、価格は2,000円~3,000円の見込み。1mの延長ケーブルが付属する。
□WPC TOKYO 2006のホームページ
(2006年10月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|