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   ナイキ、Nike+iPodキットの発売前イベントを開催
-“パワーソング”機能などを小寺氏が走って体験


10月24日開催


 株式会社ナイキジャパンは24日、10月28日より国内発売される「Nike+iPod スポーツキット」のプレス向けプレビューを開催。シューズとiPod nanoをワイヤレスで連携可能にする同キットの機能を、実際にランニングすることで体験できるテストランが行なわれた。

レシーバとセンサーのパッケージ

 「Nike+iPod スポーツキット」は、シューズに装着するセンサーとiPod接続レシーバのセット(3,400円)に、「エア ズーム モアレ+」(12,600円)などのNike+対応シューズを組み合わせることで構成。販売は全国のナイキストアで行なわれるほか、アップルストアでも順次開始される。なお、アップルストアでシューズを購入することはできない。

 Nike+対応シューズをNike+iPod スポーツキットを使ってiPod nanoに接続すると、ランニングやエクササイズなどの記録をiPod nanoに保存可能。第1/2世代のiPod nanoに対応。全ての機能を利用するには、iPod nano software 1.3以降(第1世代)と1.1以降(第2世代)にアップデートすることが必要。

 テストランは、東京・六本木のグランド ハイアット 東京周辺で実施。約1kmの距離を「エア マックス 180+」を履いて走行した。走行を感知するセンサーは、シューズのインソールを外し、内側のミッドソール部に装着。iPod nanoのDockコネクタにレシーバを取り付けた後、距離やカロリー、時間など目標を設定。最後に少し歩くことでレシーバがセンサーを検知、走行準備が整う。

センサー シューズの中央部、土踏まずの辺りに埋め込む iPod nanoにレシーバを接続すると、メニューに「Nike+iPod」が追加

時間や距離、カロリーの項目から選んで目標を設定できる 目標を設定すると、センサーを検索 センサーを検知するとアナウンスが流れ、走行準備完了

 今回のプレスプレビューでのランニングには、Electric Zooma!でお馴染みの小寺信良氏が挑戦。小雨がパラつき、強風が吹くコンディションだったが、普段から7kmのランニングを欠かさないという小寺氏は、用意された約1kmコースで他の記者を上回る2周(約2km)を軽快なペースで走行した。

 普段からiPod nanoと専用アームバンドを使用している小寺氏によると、「iPodをポケットに入れて走るのは不安定で、イヤフォンコードも邪魔になる」とのこと。nano用のアームバンドや、Nikeから発売されているポケット付きのランニングウェアなどを利用すると良さそうだ。また、付属イヤフォンでは走行中に外れやすいという。しっかり装着できるカナル型を利用するなど工夫したい。

今回使用したシューズ「エア マックス 180+」はクッション性が非常に高く、「実力以上のスピードが出る」と小寺氏。約2kmを走り終えてもまだ走り足りない様子だった

 走行中はプレイリストやシャッフルといった楽曲再生が行なえるが、iPod nanoのセンターボタンを長押しすることで、あらかじめ登録しておいた「パワーソング」を瞬時に再生させることが可能。ランナーを元気付け、ペースを上げたいときなどに効果的だという。

センターボタン長押しで「パワーソング」再生に 時間や走行距離、ペースを確認できる

 また、アナウンス音声により、時間や走行距離、ペースの情報を走行中に聞くことが可能。アナウンスは男性/女性の声が選べる。走行が終了するとサマリーが表示され、距離、タイム、ペース、カロリーを確認可能。

 さらに、iPod nanoに記録されたデータをパソコン向けサイトのnikeplus.comにアップロードすると、これまでの結果や、平均と今回の結果の差異、目標値までの残りなどをグラフで見ることができる。走行中のどの時点でパワーソングを聴いたかといった情報も表示される。パソコンの対応OSはWindows 2000/XPと、Mac OS X 10.3.9以降。

iPodをパソコンに接続すると、iTunesからnikeplus.comへアクセス nikeplus.comのマイページ 走行結果をグラフで表示。パワーソングを聴いた場所も記されている

 そのほか、最大50名までの全世界のユーザーを登録できる「チャレンジ画面」を用意。友人と共通の目標を掲げて、距離などを競うことが可能。順位の入れ替わりや、トップと自分の差などを確認できる。また、全世界のユーザー記録から、年齢や国籍、性別で絞り込んだランキングを表示させ、自分のポジションを確認することもできる。

これまでの累積結果を表示 自己ベストとの比較 チャレンジ画面

登録ユーザー全ての合計走行距離表示も表示。自分が年齢別、性別、地域別でどれほどの実力かを確認できる

 発売日の10月28日には、東京・大阪の4会場で体験イベント「Nike+iPod 1028@渋谷・心斎橋」を開催。実際にトレッドミルで走行体験ができるほか、著名アスリートを招いたステージイベントも行なわれる。会場は、マルイシティ渋谷、Apple Store Shibuya、NIKE OSAKA、Apple Store Shinsaibashi。開始時間は11:30で、受け付けは10:00より開始される。


□ナイキジャパンのホームページ
http://www.nike.jp/
□NIKE+のホームページ
http://www.nike.com/nikeplus/
□アップルのホームページ
http://www.apple.com/jp/
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【9月14日】ナイキ、「Nike+iPod スポーツキット」の国内モデル
-データ蓄積サイトも日本語対応。対応シューズ2種も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060914/nike.htm
【5月24日】米Apple、Nikeと提携。シューズにiPod nano連携機能
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060524/apple.htm

(2006年10月24日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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