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株式会社ケンウッドは、メモリ内蔵型オーディオプレーヤー2モデルを11月初旬より順次発売する。価格はオープンプライス。 メモリ容量2GBの「M2GC7」は11月中旬発売で、店頭予想価格は27,000円前後。1GBの「M1GC7」は11月初旬発売で、店頭予想価格は20,000円前後の見込み。本体カラーは2GBモデルがシルバーとブラックの2色、1GBモデルはシルバー/ブラック/ブルー/レッドの4色を用意する。
「Media Keg」シリーズ初のフラッシュメモリタイプ。HDDモデルに類似のデザインを採用。HDDモデル同様、コンセプトに「原音再生」を挙げており、高音質な楽曲再生が可能だという。 アンプ部は、システムLSIの外部に新開発の32fsオーバーサンプリングのΔΣ変換デジタルアンプを搭載、細部までクリアな音楽再生が可能。回路設計は、ローパスフィルタによる音声信号の損失が発生しにくい作りで、音声帯域内のノイズを低減、S/N比を改善して音質劣化を減少している。 また、オーディオ専用の水晶発振回路を追加。他の回路から影響を受けないマスタークロックの供給が可能になり、ノイズを大幅に低減しているという。 独自の高音域補間技術「Supreme(サプリーム)」も搭載し、22kHzまでの音域補間が可能。データ補間により、中高域のバランスに優れた本来の音楽情報に近い音質を実現するという。 サポートするフォーマットはMP3/WMA/WAVに対応。ビットレートはMP3が64kbps~320kbps(CBR/VBR)、WMAは32~320kbps(CBR)/355kbps(VBR)。WMA DRM 9もサポートする。なお、同社独自のロスレス圧縮「Kenwood Lossless」には対応していない。 ライン入力からのダイレクトエンコーディング機能やFMラジオ録音機能なども備える。録音時のフォーマットはWMA(64/96/128kbps)。 有機ELディスプレイを搭載。本体操作には4方向キーを採用し、側面には録音専用キーを備える。 ヘッドフォン出力は最大4.5mW×2ch(16Ω)。PCとの接続はUSB 2.0で、データ転送はWindows Media Playerが利用可能なほか、エクスプローラーなどから直接ドラッグ&ドロップで楽曲転送が行なえる。 また、同日発表の小型Hi-Fiオーディオシステム「UD-A77/A55」と連携することで、PCレスで音楽CDからのデジタル4倍速録音などが行なえる。 バッテリは付属の単4ニッケル水素充電池1本、または単4アルカリ電池1本などで動作。連続駆動時間は、付属充電池利用時で約10時間(MP3/128kbps再生時)。外形寸法は37×15.5×67mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約44g(付属充電池含む)。ステレオヘッドフォンや、ライン入力ケーブルなどが付属するが、楽曲転送ソフトなどは付属しない。 また、11月下旬よりメモリ容量が512MBの直販モデル「M512C5」も発売する。同社直販サイト「kenwood ec direct」でのみ販売する限定モデルで、ダイレクトエンコーディング機能やFMチューナを省略している以外の仕様は1/2GBモデルと同じ。本体カラーはブルーとレッドで、価格は未定。 □ケンウッドのホームページ ( 2006年10月27日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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