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株式会社東芝、ワンセグ放送に対応したHDDオーディオ/ビデオプレーヤー「gigabeat V」シリーズの新モデルを11月22日より順次発売する。30GB HDD搭載の「V30E」と60GBの「V60E」の2モデルを用意しており、価格はどちらもオープンプライス。発売日と店頭予想価格は下表の通り。
7月に発売した「gigabeat V30T(MEV30T)」の後継モデル。ただし、新モデル発売後しばらくはV30Tも併売するという。 V30Tと同様に1.8型HDDを内蔵し、ワンセグ放送の受信に対応。メディアプレーヤーとして音楽や動画ファイルの再生もサポート。WM DRM10も引き続きサポートしており、Napsterが展開する月額定額の聴き放題サービスにも対応。PCでダウンロードして対応ポータブルデバイスへも転送する「Napster To Go」認定も受けており、2週間のフリートライアルカードも同梱する。有効期限は2007年12月31日まで。 従来モデルから強化された点は、新たに「ワンセグボタン」を設けたこと。メディアファイル再生中などでもワンセグボタンを押すだけで、すぐにワンセグ受信画面に切り替え可能。視聴中の一時停止や拡大表示、明るさの変更なども可能になった。 また、ワンセグの録画機能も強化。従来の予約録画は日時と時間の指定のみサポートで、EPGは利用できず、登録できるのは1番組のみ。さらに、予約を行なうと音楽再生などの他の操作ができなくなるという仕様だった。 新モデルでは1週間先までの最大16件の予約録画が可能になり、同じ時間帯の毎日/毎週予約や、EPG情報を使った予約にも対応。予約設定後にも音楽や動画の再生機能が利用できるようになった。録画は200番組まで可能で、録画したコンテンツは「日付順」、「番組名順」、「チャンネル順」で表示できる。 なお従来のV30T用に、こうした追加機能を提供するファームウェアのアップデートも予定。全ての機能が追加されるかは未定だが、2007年1月下旬のファーム公開を予定しているという。 別売オプションとして、F型アンテナケーブルを接続するための変換ケーブル「MEVAJC10」(11月下旬発売予定)や、再生音をワイヤレス送信するFMトランスミッター「MEVFTA10」(2007年1月下旬発売予定)などを用意する。
そのほかの主な仕様はV30Tを踏襲。3.5型で解像度320×240ドットのカラー液晶ディスプレイを搭載。音楽ファイルはWMA/MP3/WAVとWMA 9 Losslessの再生が可能。対応ビットレートは4~320kbps。音質改善技術「H2Cテクノロジー」も搭載する。 動画ファイルはWMVに対応。JPEG静止画も表示できる。PCとの接続にはUSB 2.0を使用。バッテリはリチウムイオン充電池で、連続再生時間は音楽ファイルで約27時間、映像ファイルで約9時間、ワンセグ視聴は約7時間。ワンセグの録画(416kbps時)は約140時間(30GBモデル)、290時間(60GBモデル)行なえる。
外形寸法と重量(本体のみ)は、「V30E」が75×124×19.5(最厚部22.5)mm(縦×横×厚さ)で約230g、「V60E」が75×124×22.5mm(同)で約245g。ステレオのイヤフォン出力とモノラルスピーカーを備えるほか、テレビなどと接続可能な映像出力も用意する。
□東芝のホームページ
(2006年11月9日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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