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2006年第3四半期液晶テレビは前年比99%増、PDPは45%増
-37型以上の液晶TV出荷台数がPDP出荷を上回る


11月9日発表(PDP)
11月10日発表(液晶)


 ディスプレイサーチは10日、2006年第3四半期の液晶テレビ市場調査結果を発表した。出荷台数は前年比99%増の約1,080万台。そして、9日にはプラズマテレビ市場調査結果も発表、出荷台数は前年比45%増の約230万台となった。

 そのほか、今回の調査では、37インチ以上の液晶テレビの出荷台数が初めて、プラズマテレビの出荷台数を追い抜いたことが明らかになった。


■ 液晶テレビ

 液晶テレビの第3四半期出荷額は119億ドルで、前年同期比84%増となった。出荷台数は、前年比99%増の1,080万台。平均価格は前年比8%減の1,102ドル。平均画面サイズは29インチへと拡大した。テレビ出荷額全体に占める液晶テレビの割合は48%。

 サイズ別割合では、液晶テレビに占める37インチ以上の割合が前期の19%(約178万6,000台)から23%(約248万4,000台)へと増加。これにより、37型以上の液晶テレビの出荷台数が、はじめてプラズマディスプレイの今期出荷台数(約230万台)を追い抜いた。

 また、液晶テレビに占めるフルHDパネル搭載テレビの割合は前期の2%から4%へと増加。

 ブランド別シェアでは、台数ベースで、前期トップのPhilipsが3位に転落(12.2%)し、Samsungが出荷台数13.2%でトップ。2位は前期3位から再浮上したシャープで12.6%となった。

 金額ベースでは、ソニーが2位(15.2%)に転落し、Samsungが15.6%でトップを獲得、3位は前期4位のシャープが浮上(11.5%)した。

□ニュースリリース
http://www.displaysearch-japan.com/release/2006/11/r10.html
□関連記事
【8月22日】2006年第2四半期の液晶TV出荷台数は前年比135%増
-出荷額でソニーが首位。ディスプレイサーチ調査
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060822/display.htm


■ PDP

 プラズマテレビの第3四半期出荷額は、前年比18%増の47億ドル(前期比3%減)で、平均価格は同18%減の2,059ドル(前期比7%減)となった。出荷台数は前年比45%増の約230万台(前期比4%増)で、平均画面サイズは44.1インチへと拡大。

 サイズ別割合は、HDパネル搭載の42インチが前期の43%から50%、50インチは17%から19%へと上昇。一方でEDパネル搭載の42インチは同30%から21%へと下落、これによりプラズマテレビ全出荷台数におけるHDパネル搭載品の割合は前期の70%から79%へと上昇した。

 地域別に見ると、北米のみが前期比38%増と大きく伸び、プラズマテレビに占める北米の比率は前期の34%から46%へと増加。逆にそのほかの地域の出荷台数は前期比4~20%程度の減少傾向となっている

 ブランド別では、松下電器が9四半期連続トップで、出荷台数は32.8%。2位以下も順位は変わらず、2位はLG電子で15.3%、3位はSamsungの15.2%、4位はPhilipsで9.6%、5位は日立の6.9%。

□ニュースリリース
http://www.displaysearch-japan.com/release/2006/11/r09.html
□関連記事
【8月25日】2006年第2四半期プラズマテレビ市場は前年比95%増
-松下が出荷大幅拡大でトップ。ディスプレイサーチ調査
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060825/display.htm

□ディスプレイサーチのホームページ
http://www.displaysearch-japan.com/

( 2006年11月10日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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