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メモリーテック、中国企業らと次世代DVD事業で提携
-中国独自HD DVD規格の技術確立などで協業


11月14日発表


中国独自のHD DVDベース光ディスクの概要(10月5日開催の「Japan Conference 2006」で公開された資料)

 メモリーテック株式会社は14日、中国における次世代DVDの市場展開において、中国政府文化部傘下に属し、海外から輸入するコンテンツの審査を行なう中国録音録像出版総広司(中録)と、中国のレコードメーカーである中国唱片総広司(中唱)の2社との業務提携を行なうと発表した。

 中録では、ここ数年ハリウッド作品のDVDの販売を中国市場で積極的に展開している。メモリーテックは2社との業務提携において、中国独自HD DVDフォーマットの技術開発や、市場立ち上げにおけるHD編集、オーサリング技術、ディスク製造技術などをトータルにカバーし、サービス体制を確立していくとしている。

 中国の次世代DVDとして有力な規格は、HD DVDをベースに中国独自の技術を取り入れたもの。9月に開催されたDVDフォーラムの「Steering Committee」で、中国独自のHD DVD-ROM規格の物理規格Ver.9.9や、中国向け独自規格の開発を進めることなどが承認されている。

 中国の市場は、今後DVDが大きく伸びる市場として期待されているが、2008年開催の北京オリンピックを控え、大画面の薄型テレビの普及も加速することなどが予想されている。

 そこで、今後はHD解像度に対応する次世代DVDのフォーマット開発や、コンテンツ制作にからむ分野での技術開発、海賊版対策などを進めていくことが急務とされている。

□メモリーテックのホームページ
http://www.memory-tech.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.memory-tech.co.jp/news/press/061114.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060915/dvd.htm

( 2006年11月15日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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