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地デジのデータ放送は主婦に低い認知度。エプソン調査
-印刷など「情報の活用意向は高い」


11月22日発表


 セイコーエプソン株式会社は22日、地上デジタル放送に関する意識調査を発表。その中で、特に専業主婦の半数以上が「“地デジ”という言葉は知っているが、詳しい内容は知らない」という結果になった。

 調査は男性ビジネスマン、専業主婦、中高年男性の各100名に対して10月25日~30日にインターネットで実施。

主婦の半数以上が「聞いたことはあるが、詳しい内容は知らない」と回答

 地上デジタル放送自体については全体の99%が認知しており、14.7%が「詳しい内容まで知っている」、47%が「ある程度の内容なら知っている」と回答した。

 一方、「言葉を聞いたことはあるが、詳しい内容までは知らない」という回答は中高年男性で24%、男性ビジネスマンで32%だったのに対し、専業主婦では56%と半数を超えた。

 また、「アナログ放送と比べ何が変わるか」という設問では「画質・音質が良くなる」、「対応テレビやアンテナが必要」といった点の理解は全体の8割以上となったが、専業主婦はデータ放送に関して20%(男性ビジネスマン60.2%/中高年男性68%)、双方向サービスでは22%(同56.1%/65%)と認知度が低いことが明らかになった。

 しかし、データ放送や双方向サービスなどについてアンケート内で説明文を見せたところ、「是非活用したい」という回答がビジネスマンは18%、中高年は17%であったのに対し、主婦では38%となり、同社は「主婦層の活用意識が特に高い」と見ている。

 コンテンツごとの興味では、全体に共通して最も高いのが「最新のニュースをいつでも見られる」点だったが、主婦は料理番組のレシピ(14.7%)、詳しい天気予報(18.3%)など一部で男性と異なる志向が見られた。

 これらのサービスを利用する上での不満については、「単にテレビ画面で情報が閲覧できるだけでは便利さを感じない」という点に主婦の3%が「とてもそう思う」、39%が「そう思う」と回答し、ビジネスマン(7%、23%)、中高年(8%、27%)より多い傾向となった。また、「画面操作が難しそうで使いこなせるかが不安」という点では主婦の8%が「とてもそう思う」、38%が「そう思う」と答え、ビジネスマン(3%、17%)、中高年(5%、16%)を上回った。

PM-T990

 同社は地上デジタルのデータ放送画面から、対応コンテンツの印刷が行なえるインクジェットプリンタ「PM-T990」を11月より発売しているが、紙にプリントすることへの魅力度についてはビジネスマンの32%、主婦の52%、中高年の51%が「とても魅力に感じる/魅力に感じる」と回答。「あまり魅力に感じない/全く魅力に感じない」はそれぞれ22%、11%、12%となった。

 PM-T990で印刷可能なコンテンツについては、11月9日からのよみうりテレビでの最新ニュースに加え、中京テレビでのイベント情報(11月下旬~)、名古屋テレビの自社番組表(12月)、中部日本放送「晴れどきドキ晴れ」番組情報(12月上旬~)などの予定も明らかにされている。


□エプソンのホームページ
http://www.epson.jp/
□製品情報(PM-T990)
http://www.epson.jp/products/colorio/printer/pmt990/index.htm
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(2006年11月22日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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