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三菱化学メディア株式会社は、録画用の1層(25GB)BD-R/REメディアを12月1日に発売する。いずれも10mm厚ケース入りの単品パッケージで、価格はオープンプライス。店頭予想価格はBD-Rの「VBR130N1」が1,800円前後、BD-REの「VBE130N1」が2,500円前後の見込み。 BD-R「VBR130N1」は「Blu-ray Disc Recordable Format Version 1.1」に、BD-RE「VBE130N1」は「Blu-ray Disc Rewritable Format Version 2.1」に準拠した録画用メディア。なお、2層(50GB)メディアの発売は来年となる見込み。記録速度はいずれも2倍速で、録画時間は約130分(BSデジタル/24Mbps)。 BD-Rには、青色レーザー記録用に進化させた金属窒化物によるアブレーティブ記録膜「MABL」(Metal ABlative Layer)を採用。劣化しにくい金属窒化物を使用することで、アゾ色素膜に匹敵する保存安定性を実現したほか、ドライブの記録パワーの変動などによる影響を受けにくく、エラーを低減するという。
BD-REには、独自の記録膜「SERL(Super-Eutectic-Recording-Layer/共晶系相変化膜)」技術を採用。青色レーザー記録用に最適化した記録膜を開発したことで、繰り返し記録/再生に強い耐久性、長期にわたる安定した記録特性を獲得したとしている。 BD-R/REともに、DVDよりも狭いトラックピッチとなる0.32μmの案内溝を形成するため、Deep UVレーザ露光装置を開発したほか、マスタリングプロセスを最適化。 また、表面保護層には、有機/無機ハイブリッドコーティング材開発力を生かして新たな保護層を開発。カバー層とハードコート層で指紋やほこり、傷などからディスクを守るとしている。カバー層/ハードコート層の製造には、独自の精密スピンコーティング法を採用。記録膜全面で膜厚精度±1μm以内の均一性を実現した。
□三菱化学メディアのホームページ
(2006年11月27日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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