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株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズは、社団法人デジタルラジオ推進協会が実施しているデジタルラジオの実用化試験放送の中で、クラシック音楽を中心とした専門ステーション「OTTAVA(オッターヴァ)」を2007年4月から開局すると発表した。2007年3月中にプレ放送を開始予定。 デジタルラジオは、国内で初めて市販される受信端末(携帯電話)の「W44S」が12月上旬に登場。それに合わせて、TOKYO FMが12月1日から試験放送上で「本格放送」を開始する予定。試験放送では現在、各ラジオ局が試験番組を放送しているが、本格的なサービスの開始をアナウンスしたのは、TOKYO FMに次いでTBSラジオが2番目となる。 また、デジタルラジオでは聴取エリアが限られることもあり、「OTTAVA」はWebを介したインターネット放送も実施するという。 クラシック専門のラジオ局となっており、OTTAVAというステーションネームは音楽用語「オクターブ」のイタリア語。「楽譜で音符の上に書かれている場合は1オクターブ上を指示するため、“ワンランク上のライフスタイルを提案したい”という想いを込めた」(TBSラジオ)としている。 そのため、クラシックマニアのための専門ステーションではなく、「クラシック音楽をシンボルとしたライフスタイルを提案。高級・上質志向をコンセプトとして掲げることで、アッパークラスピープルをターゲットにした」という。
英国で開局し、注目されているラジオ放送のフォーマット「コンテンポラリー・クラシック・ステーション」スタイルを導入しており、楽曲全編ではなく、サビ部分や楽章単位でオンエアするのが特徴。ポップシーンで活躍するクラシックアーティストの楽曲も積極的にオンエアするという。
□TBSラジオ&コミュニケーションズのホームページ
(2006年11月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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