DVD Forum、CSSを利用したDVD-Rへの著作権保護を承認 －ダウンロードコンテンツをDVDビデオ化

　DVD Forumは29日に開催された最上位組織「Steering Committee」による決議の結果を公開した。

　新たに、市販DVDビデオソフトで採用されている「CSS」を使って、DVD-Rディスクにダウンロードコンテンツなどを録画可能とする「CSS Managed Recording」が承認された。今後、1層ディスクの互換性テストなどを実施し、2006年内を目処にDVD-R関連規格書への反映を目指す。また、2層ディスクの互換性の改善や、消費者向けの注意表示、ロゴ策定などの活動を進めていく。

　あわせてDVD-Videoのオプション規格としてDVD-Video Ver.1.1: DVD Downloadable Video, Revision 1.0を承認。さらに、DVD-R、DVD-R DLのファイルシステムについても、ダウンロードビデオ対応のオプション規格が承認された。

　DVD-R DLの10/12倍速記録規格も承認。HD DVD関連では、HD DVD-RWのファイルシステム仕様Ver.0.9と、HD DVD-RW for DLのファイルシステム仕様 Ver.1.9を承認。また、既存の記録型DVDメディアにHD DVD-Video/VRフォーマットで記録する記録/再生機能の定義としてType2を承認した。

　そのほか、DVD-PAR(Professional Audio Recording)のロゴを策定したほか、中国独自のHD DVD規格に向け、OMNERCと覚書(MOU)を締結した。

DVD-PARロゴ	HD DVD-Video/VRを既存のDVDに記録する方式のType2を承認(10月のDVD Forum Japan Conferenceのスライド)

□DVDフォーラムのホームページ(英文)
http://www.dvdforum.org/
□36th Steering Committee Meetingの決定事項(英文)
http://www.dvdforum.org/36scmtg-resolution.htm
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( 2006年11月30日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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