|
2007 International CESが8日に開幕、国内メーカー各社もプレスカンファレンスに続き各ブースで積極的な新製品展示を行なっている。国内メーカーの主力製品については前日イベントでレポートしているが、ここでは松下電器や、シャープブースに展示されたその他の新製品についてレポートする。 ■ Pansonicはプラズマに加え、サウンドも強化
Panasonic Corporation of North Americaのブースは、「Living in High Difinition」をテーマとし、プラズマテレビを中心としたHDソリューション提案を行なっている。 プラズマテレビの新製品としては既報の通り、42型のフルHD プラズマを参考出展。さらに、高速応答液晶やリアプロテレビ用の新バックライトなどについてデモが行なわれている。 また、Blu-rayとプラズマやフロントプロジェクタを組み合わせたシアター提案も実施。HD-PLCを用いたホームネットワークのデモも実施している。
HDディスプレイに加え、サウンド面にも今後注力していく方針で、新たにサウンドエンジニアElliot Scheiner(ELS)氏とコラボレートして開発した「ELS Home Theater system」も発表した。2007年夏より発売予定で、価格は4,499.95ドル。
ELS氏は、「the Eagles NBC-TV」やSteely Dan、Fleetwood Mac、REMなどのサウンドプロデューサーとして知られるELS氏と共同で開発したオーディオシステム。100W×7chのアンプ部と、4chのトールボーイスピーカー、サブウーファから構成される。 アンプ部には、3系統のHDMI入力を装備。さらに「HDAVI(日本名VIERA Link)」によるHDMI経由でのテレビなどとの連携が可能となる。アナログ5.1ch入力も備えている。サブウーファの再生周波数帯域は28Hz~300Hz。
新たにネットワークオーディオシステム「SQLSYS」(SC-PTX7)も発表。4月の発売を予定しており、CDプレーヤー部と80GB HDDなどを内蔵し、ミュージックサーバー機能を備えたオーディオシステム。テレビにビデオ出力し、テレビ上のUIを見ながらHDD内の楽曲再生などが可能となっている。 CDから取り込んだ楽曲をHDDに蓄積し、テレビやアンプなどに出力できるほか、同一ネットワーク上の専用クライアント「SH-FX85」にネットワーク経由で出力できる。Ethernetに加え、無線LANでの接続にも対応する。
また、従来比約20%の容量増を実現する第3世代高容量リチウム電池も出展。負極に従来のカーボン系材料に代わり合金系材料を採用。この負極を採用した第3世代高容量リチウムイオン電池の充電電圧は4.2Vで、従来と同じだが、最適放電終止電圧は2.0V(従来は第1世代3V、第2世代2.5V)になり、利用電圧範囲が拡大するという。 そのため、同一体積のバッテリパックの場合、従来約8時間だった駆動時間が、10時間にまで向上するという。
■ シャープはPLCやiPodスピーカーを出展
D92シリーズの高速応答や、CEATECなどで展示された64型4K液晶なども出展している。 また、PLCアダプタを利用した「ネットワークAQUOS」のデモも実施。
また、iPod用スピーカーの新製品も発表。スロットイン型のCDプレーヤーを内蔵した「DK-A10」が5月に、シンプルなiPodスピーカー「DK-A1」は4月に発売され、価格はDK-A10が229.99ドル、DK-A1が229.99ドル。 ボディカラーはホワイトとピアノブラックを用意。上面にiPod用Dockを備えるほか、サブウーファも内蔵。「Esound」と呼ばれる音質改善技術も搭載する。AM/FMチューナも内蔵している。リモコンのほか、本体上部のボタンでiPodの操作が可能となっている。
□2007 International CESのホームページ(英文) ( 2007年1月10日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|