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NECエレ、WMA/AAC/MP3対応の携帯電話用オーディオLSI
-最大60時間の連続再生に対応。3Dサラウンド搭載


1月10日発表


 NECエレクトロニクス株式会社は10日、携帯電話向けオーディオプロセッサ「AP131」シリーズのサンプル出荷を開始した。サンプル価格は1,000円。量産出荷は2007年度中を予定しており、月産約100万個を見込む。

 搭載機能の違いから3モデルを用意する。3モデルの仕様の違いについては下表の通り。

型番 著作権保護機能 再生フォーマット 3Dサラウンド機能
μPD99911 CPRM付き
SD-Audio対応
MP3/ASF(WMA)/AAC なし
μPD99912 なし あり
μPD99913 CPRM付き
SD-Audio対応
あり

 携帯電話への組み込みを想定したオーディオプロセッサ。音楽再生専用の32bit RISC CPUとオーディオ専用のDSPを内蔵するほか、SDカードとのインターフェイス機能などを備える。

 2006年に出荷開始した「μPD99910」では、CPRMによる著作権保護付きのSD-Audioファイルの再生やMP3/AACフォーマットに対応していたが、新たにWMAフォーマットやiTunesでエンコードしたAACファイルなどの再生に対応した。

 ただしWMA/AACともに、DRMによる著作権保護のかかった楽曲ファイルの再生には対応しない。また、3モデル中「μPD99912」のみCPRMによる著作権保護機能が省略されたモデルとなる。

 内部回路のクロック制御部を改善することで、音楽再生時の平均消費電流を約15%削減し、μPD99910で50時間だった連続音楽再生時間を約60時間に延ばした。

 「μPD99912/99913」では、ヘッドフォン及び携帯電話に搭載するスピーカーに最適な係数を設定することで、臨場感のある音楽再生を実現するという「3Dサラウンド機能」を備える。

 AP131シリーズも、携帯電話本体のアプリケーションプロセッサにそのまま接続して活用できるため、既存の資産を有効に利用できるとしている。

□NECエレクトロニクスのホームページ
http://www.necel.com/index_j.html
□ニュースリリース
http://www.necel.com/news/ja/archive/0701/1001.html
□関連記事
【2006年1月12日】NECエレ、携帯電話で50時間の音楽再生を実現するLSI
-SD-Audioに対応し、CPRMもサポート
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060112/necel.htm

( 2007年1月10日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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