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日立、Vista搭載液晶一体型PC「Prius One type W」など
-地上デジタル放送対応5モデルを用意


液晶一体型デスクトップ「Prius One type W」

1月30日発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社日立製作所は、OSにWindows Vistaを搭載し、地上デジタルチューナを内蔵する液晶一体型デスクトップPC「Prius One type W」など5モデルを1月30日より発売する。価格は全てオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。

モデル 品番 テレビ機能 液晶 OS 店頭予想価格
Prius One type W AW37W5T 地デジ/アナチューナ内蔵 20.1型ワイド Windows Vista
Home Premium
27万円前後
AW35W5T 地デジチューナ内蔵 24万円前後
Prius One type S AW33S4T 17型 Windows Vista
Home Basic
20万円前後
Prius Air type R AR33R5T 地デジ/アナチューナ内蔵 19型ワイド Windows Vista
Home Premium
24万円前後
Prius Note type K PN39K5T 地デジチューナユニット付属 15.4型ワイド 26万円前後

 5モデルとも、地上デジタルチューナを内蔵。地上デジタル放送の視聴/録画が行なえるが、BSデジタル/110度CSには対応していない。デコードチップには同社製「BroadGear」を搭載し、リモコンが付属する。

 OSには、5モデル中4モデルにWindows Vista Home Premiumを搭載。Windows Vista Home Premiumに備えるWindows Media Center機能(WMC)に同社独自の地上デジタル放送の視聴/録画ソフト「Prius Navistation 5」を融合させることで、WMC上からPrius Navistation 5の操作などが行なえる。


■ 液晶一体型デスクトップ「Prius One type W/S」

 地上デジタルチューナを内蔵する液晶一体型デスクトップ。

 リモコンの電源ボタンから約5秒でテレビ機能のみを起動する「エコ・ポン・パッ」機能を搭載。テレビ機能のみ起動時には、電源オフもすぐに行なえる。

 テレビ起動中でも、付属のリモコン上からバックグラウンドでPCの起動が行なえる。テレビ機能のみ起動時には、地上デジタル放送の視聴にのみ対応し、録画などはPC起動後に行なえるようになる。液晶ディスプレイ部には、同社独自の高画質化回路「ピクチャーエンハンス機能」を備える。

 「Prius One type W」は「AW37W5T」と「AW35W5T」の2モデルを用意。いずれも20.1型ワイド/1,680×1,050ドットのスーパーピュアカラー液晶ディスプレイを内蔵。輝度は470cd/m2、コントラスト比は800:1、視野角は178度。

 OSはWindows Vista Home Premiumを搭載。外形寸法は503×198×460mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13.5kg。

 AW37W5Tでは、3次元Y/C分離やゴーストリデューサなどの高画質化回路を搭載する地上アナログチューナも備え、インテルの提唱するAV機能重視のプラットホーム「Viiv」に対応。Viiv対応サイトの閲覧やコンテンツの視聴などが行なえる。

 CPUはIntel Core 2 Duo E4300(1.8GHz)、メモリ容量は1GB、HDD容量は約320GB。スロットイン方式のDVDスーパーマルチドライブを搭載。

 AW35W5Tは、AW37W5Tから地上アナログチューナを省略し、CPUにHT Pentium 4 524(3.06GHz)を搭載するモデルとなる。

液晶一体型デスクトップ「Prius One type S」

 「Prius One type S」の地上デジタルチューナ搭載モデル「AW33S4T」は、17型/1,280×1,024ドットのスーパーラスタービュー液晶ディスプレイを内蔵。輝度は420cd/m2、コントラスト比は650:1、視野角は140度。外形寸法は408×198×460mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12.5kg。

 CPUはCeleron D 351(3.2GHz)、メモリ容量は1GB、HDD容量は約250GBで、スロットイン方式のDVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSには、Windows Vista Home Basicを搭載するため、WMC機能は利用できないが、Prius Navistation 5のほかに、DVD/コンテンツ再生用ソフト「PowerCinema Suite」を搭載し、WMC機能と同等の操作感を実現しているという。


■ 液晶付属デスクトップ「Prius Air type R」

液晶付属のスリム型デスクトップ「Prius Air type R」

 スリム型デスクトップPCに液晶ディスプレイが付属するモデルで、地上デジタル/アナログチューナを内蔵する「AR33R5T」には、19型ワイド/1,440×900ドットのスーパーラスタービュー液晶ディスプレイが付属。

 コントラスト比は700:1、輝度は450cd/m2、視野角は上下135度、左右150度。3W×2chのスピーカーを内蔵し、D4映像入力端子を備える。ディスプレイの外形寸法は487×250×408mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.6kg。同社独自の高画質化回路「ピクチャーエンハンス機能」を備える。

 OSはWindows Vista Home Premium。CPUにはHT Pentium 4 524(3.06GHz)を搭載。メモリ容量は1GB、HDD容量は320GB、DVDスーパーマルチドライブを内蔵。外形寸法は89×359×332mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.2kg。


■ 地デジチューナユニット付属のノートPC「Prius Note type K」

地上デジタルチューナユニット付属のノートPC「Prius Note type K」

 15.4型ワイド/1,280×800ドット、500cd/m2(2灯式)のスーパーラスタービューEX2液晶ディスプレイを搭載するノートPC。最上位モデル「PN39K5T」のみ地上デジタルチューナ内蔵の専用外付けユニットが付属し、デジタル放送の視聴や録画が行なえる。

 録画番組の視聴は、同ユニットを接続した状態でのみ行なえる。CPRM対応のDVD-RAM/DVD-RWへのムーブに対応するほか、ユニットにはD3映像出力とアナログ音声出力を各1系統装備し、テレビ番組映像のみの出力が行なえる。

 2.1chスピーカーを内蔵し、最大出力はサテライトが2W×2ch、サブウーファが3W。

 OSにはWindows Vista Home Premiumを搭載。CPUはIntel Core 2 Duo T5500(1.66GHz)を搭載。メモリ容量は1GB、HDD容量は約160GB、DVDスーパーマルチドライブも内蔵。電源はリチウムイオンバッテリで、連続駆動時間は約3時間。

 本体の外形寸法/重量は365×265×32.8~35.3mm(幅×奥行き×高さ)/2.95kg、チューナユニットは45×240×260mm(同)、重量は約2.1kg。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/01/0115.html
□製品情報
http://prius.hitachi.co.jp/index.html
□関連記事
【2006年9月6日】日立、外付け地デジユニット付属ノート「Prius Note」
-デスクトップは全モデル地デジ対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060906/hitachi.htm

( 2007年1月15日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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