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松下、SDカード記録の業務用AVCHDカメラ
-SD1ベースで業務向けの色再現。HDDストレージ同梱


3月発売


 松下電器産業株式会社は、AVCHDフォーマットの業務用ハイビジョンSDカードカメラ「AG-HSC1U」を3月より発売する。標準価格は248,850円。

※記事初出時に「価格はオープンプライス」としておりましたが、2月28日付けで標準価格248,850円に変更されました。

SDHCカードや40GB HDDストレージが同梱

 2006年12月に発売された、1080iのHD映像をMPEG-4 AVC/H.264形式でSD/SDHCカードに記録する民生用SDカードムービーカメラ「HDC-SD1」と基本仕様は共通だが、ボディカラーは、反射を抑えたメタリックグレーとした。さらに、画質面ではSD1より、クロマレベルを低めに抑え、同社の業務用カメラ共通の画調とするなどの変更を加えている。

 また、SDカードに撮影した映像を、転送可能な40GB HDD内蔵メディアストレージ「WW-PT2-S(実売4万円前後)」と4GB SD HCカードも同梱している。

 そのほかの主な仕様はHDC-SD1と共通で、1/4型総画素数56万画素のCCDを3枚搭載し、有効画素数は動画/静止画撮影時ともに156万画素(52万画素×3/16:9)。最低照度は6lux。レンズは光学12倍ズームのライカディコマーレンズ(F1.8~2.8)で、EAレンズ(超高屈折率非球面ガラスモールドレンズ)を含む10群13枚構成。焦点距離は38.5~462mm。光学手ぶれ補正機能も備えている。

 SD/SDHCカードに、MPEG-4 AVCのHigh Profileでリアルタイムに映像記録が可能で、記録解像度は1080i(1,440×1,080ドット/60i)。記録モードはHF/HN/HEの3モードが用意され、ビットレートはHFが約13Mbps、HNが約9Mbps、HEが約6Mbps。

 1,920×1,080ドットの静止画記録にも対応。液晶モニターは3型ワイドの25.1万画素。HDMI出力端子(HDMI Ver.1.2a)を搭載し、VIERA Linkにも対応する。USB 2.0を搭載しパソコン連携も可能。PC用ソフトウェア「HD Writer Ver1.0J for SD1」が付属する。外形寸法は74×142×69mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は約430g、撮影時重量は約490g(バッテリ/SDカード含む)。

 AVCHDについては、当初民生用の規格として提案、推進されてきた。同社では、放送やクオリティを求める用途には引き続き「P2HDシリーズ」を推進していくが、今後はニーズに応じてAVCHDの業務用展開も図るとしている。

 そのため、HD-SDI出力を備えた、AVCHD対応小型多機能ポータブルデッキの開発も予定しており、様々なHD制作の現場にAVCHDを導入していくという。

□松下電器産業のホームページ
http://panasonic.jp/
□松下電器ビジネスサイト
http://panasonic.biz/
□ニュースリリース
http://panasonic.biz/sav/news/070117/070117_02.html
□関連記事
【2006年12月13日】【EZ】SDカードにハイビジョン記録、Panasonic「HDC-SD1」
~ 明らかになったAVCHDのもう一つのカタチ ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061213/zooma284.htm
【2006年11月8日】松下、SDカード記録の最小/最軽量AVCHDムービーカメラ
-3CCD搭載。4GBカード付きで実売18万円。DVDモデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061108/pana1.htm

( 2007年1月19日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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