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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は30日、2006年12月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比104%の3,653億円。また、2006年1月から12月の合計では、同107%の2兆7,127億円で、5年連続のプラスとなった。
映像機器の国内出荷金額は、薄型テレビが引き続き好調で、前年同月比108.2%の2,747億円で5ヵ月連続の前年比増。2006年通年は、同109.7%の1兆7,565億円で、7年連続のプラスとなった。 音声関連機器の国内出荷金額は、同76.6%の300億円と2ヵ月連続のマイナス。2005年のオーディオプレーヤー急伸の反動により、通年でも同94.4%の2,244億円で、2年ぶりのマイナスとなった。 カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)では、前年同月比102.7%の118万5,000台で、6ヵ月ぶりのプラス。CRT、液晶、PDPの台数構成比は10.8%、77.6%、11.6%で、PDPが初めてCRTの割合を上回った。なお、2006年全体の構成比は22.6%、68.1%、9.4%となっている。 液晶は10型以上の出荷台数が91万8,000台、前年同月比141.1%と引き続き好調。また、30型以上は58万6,000台、同189.4%と引き続き高い伸びを見せている。通年でも同132.7%の559万5,000台で、6年連続の2桁増。 PDPの出荷台数は13万7,000台、同153.8%で、17ヵ月連続の2桁増。うち、37型以下がPDP全体の約5割を占める。通年では、同164.3%の76万9,000台。 DVDビデオは90万6,000台、前年同月比74.9%と7ヵ月連続のマイナス。DVD録再機は同71%の56万9,000台、そのうち9割を占めるHDD内蔵型は50万4,000台、同73.8%。再生機についても前年同月比82.4%で8ヵ月連続のマイナス。2006年合計では、DVD録再機は同82.2%の348万2,000台で、統計を開始した2001年以来初めてのマイナスとなった。 ビデオカメラは12万9,000台、前年同月比126.6%で2ヵ月連続のプラス。ただし、通年では同95.5%の142万8,000台で、3年連続の減少となった。 デジタルオーディオプレーヤーは89万台。そのうち77万6,000台がフラッシュメモリ搭載型で、全体の9割近くを占める。通年は637万6,000台で、フラッシュメモリ搭載型はそのうち546万4,000台で、全体の85.7%を占める。 カーナビは34万2,000台、前年同月比109.3%で2ヵ月連続のプラス。HDDタイプ、DVD-ROMタイプの台数構成比は60.8%、38.8%で、HDDタイプが6割を超えた。通年では、同103.6%の401万4,000台で、過去最高の台数を記録した。
□JEITAのホームページ ( 2007年1月30日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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