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ヤマハ株式会社は、ボーカルなど中音域の再生能力のリアルな再現を目指すスピーカー「Soavo」(ソアヴォ)シリーズの新モデルとして、ブックシェルフスピーカー「Soavo-2」を3月上旬に発売する。価格は1台126,000円。 カラーリングはブラウンバーチ(MB)とナチュラルバーチ(MN)の2種類を用意。専用のスピーカースタンド「SPS-900」も同時期に発売。価格はペアで42,000円となっている。スタンドのカラーはシルバー。 2006年9月より発売されている「Soavo」シリーズは、最上位モデルのフロア型「Soavo-1」(1台189,000円)や、ブックシェルフ「Soavo-900M」(1台78,750円)などをラインナップしているが、「Soavo-2」はSoavo-900シリーズの上位モデルに位置し、「Soavo-1」と同系列のモデルとなる。 バスレフ型エンクロージャを採用した、2ウェイ、2スピーカーのブックシェルフ型。16cm径のコーン・ウーファと、3cm径のアルミドームツイータを採用。ウーファは「A-PMDウーファ」と呼ばれるもので、12cm径のフェライトマグネットや、SBRソリッドゴムサラウンドなどを使用。振動板に独自複合カーブコーンを採用することでフラットな特性で、張りのある透明な歌声を再現できるという。 ツイータは振動板とボイスコイルボビンを一体成形したDC-ダイヤフラムツイータ。アルミマグネシウム合金製で、高域の透明感と解像度を向上させたという。ツイータプレートにはアルミダイキャストを使用。キャビネットからの振動を抑えている。
エンクロージャはバスレフ型。バッフル面上方の左右が傾斜したデザインが特徴で、平行面を排除することで不要共振を抑えている。インダストリアル・デザイナーの喜多俊之氏とコラボレーションしたというデザインで、各部の板厚を試聴しながら調整するなど、「響きと剛性、外観の美しさを調和させたデザイン」だという。 システム全体の再生周波数特性は45Hz~50kHz(-10dB)、45Hz~100kHz(-30dB)。クロスオーバー周波数は3kHz。インピーダンスは6Ω。出力音圧レベルは88dB。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応のネジ式。外形寸法は220×353×380mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9.7kg。
スタンド「SPS-900」はMDF材で構成。外形寸法は360×415×603mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.5kg。
□ヤマハのホームページ
(2007年2月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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