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ソニーは、H.264映像をFOMAやブロードバンド回線で伝送する業務用の映像中継システム「LocationPorter(ロケーションポーター)」を3月15日より開始する。 「LocationPorter」は、DVカメラで撮影した映像を、専用ソフトがインストールされたノートPCからIP経由で受信用パソコンに伝送可能にするシステム。映像フォーマットにMPEG-4 AVC(H.264)を、音声にATRAC3plusを採用している。送信用ノートPCや受信用デスクトップPCなどの機材をレンタルする方式で、放送局のニュース番組や、企業のイベント中継などでの利用を想定。 送信用PCは、LAN経由のほか、FOMAのパケット網を利用した送信にも対応。圧縮効率の高いH.264と、同社の高画質アルゴリズム、伝送の最適化により「FOMAの帯域(送受信最大384kbps)でもハイクオリティを保ち、変動するIPネットワーク伝送環境でも安定した映像伝送が可能」としている。 料金はレンタル機材やサービス利用期間などにより異なり、FOMA/LAN両方に対応する送受信用PCのパッケージ「Pack-A」は2週間で149,800円、12カ月で月額83,000円。オプションで17型モニタも用意する。 伝送には、自社開発による3種類の映像品質制御技術を採用。帯域状態に応じた映像の伝送レートとフレームレートの選択や、喪失したパケットの再送、受信側でのデータ欠落時に残りデータとパリティデータから復元する機能などを搭載する。
□ソニーのホームページ ( 2007年2月26日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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