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松下電器産業株式会社は、デジタル放送対応のDVDレコーダ「ハイビジョンDIGA」の新モデルを4月1日より順次発売する。 HDD/DVDモデル3機種、HDD/DVD/VHS一体型2機種が用意される。いずれもオープンプライスで、店頭予想価格と発売日は下表の通り。
最上位モデルのDMR-XW51はDIGAシリーズ最大の1TB HDDを搭載。DMR-XW31/XW41Vは500GB HDD、DMR-XP11/XP21Vは250GB HDDを内蔵する。ボディカラーはXW51/XW41Vがブラック、XW31はブラックとシルバー、XP11/XP21Vはシルバー。 2006年9月発売のハイビジョンDIGAの基本機能を踏襲しながら、画質や使い勝手を改善。ハイビジョン録画/再生の高画質化機能を盛り込んだ「美画質エンジン」も強化され、暗部ノイズの低減などが図られた。
美画質エンジンの「HDオプティマイザー」により、録画番組だけでなく受信番組のブロックノイズ低減なども図るため、より高画質にハイビジョン放送を楽しめるという。また、録画番組をSD解像度にダウンコンバートしてDVDに保存する際も、ディテールを維持しながら、映像シーンの特性にあわせてノイズリダクションを施し、高画質に保存する「美画質コンバーター」も内蔵している。 XW51/XW31/XW41Vの3モデルは地上/BS/110度CSダブルチューナ構成で、デジタル放送の2番組同時録画に対応。アナログチューナも1系統備え、デジタルとアナログの同時録画も行なえる。XP11/XP21Vは地上/BS/110度CSデジタルシングルチューナと地上アナログを装備する。
予約録画機能も強化され、新たに「ジャンル別番組表」を追加。スポーツや映画などの好みのジャンルを選択すると、新聞のテレビ欄風のEPG画面で、選択したジャンルの番組のみを表示。任意のジャンルの番組選択を容易にする。また、選択したチャンネルだけをEPG表示できる「お好み番組表機能」も新搭載した。 さらに、EPGからドラマ、アニメの新番組を自動検出して、第1話目を自動で録画する「新番組おまかせ録画」機能も搭載。地上/BSデジタルのそれぞれでドラマ、アニメの新番組録画が可能で、視聴後に2回目の録画予約設定も簡単に行なえる。 毎週/毎日録画したコンテンツを自動でフォルダにまとめて表示する「再生ナビ」機能も搭載。また、編集機能ではチャプタマークの設定機能も搭載した。 デジタル放送のストリーム録画(DRモード)のほか、XP/SP/LP/EP(6時間)/EP(8時間)の各録画モードを用意。DVDドライブの書き込み速度は、DVD-RAM 5倍速、DVD-R 16倍速、DVD-RW 6倍速、DVD-R DL 8倍速。DVD+R/RW、DVD+R DLの読み込みにも対応する。 また、XW51/XW31/XW41Vではi.LINK端子も装備。TS信号の入出力のほか、DV入力もサポートする。
HDMI接続時にはDVDビデオなど、SD映像のアップスケーリングが可能。最上位モデルのDMR-XW51では1080p出力に対応する。 さらに、薄型テレビ「VIERA」とHDMI経由で連携できる「VIERA Link」もバージョンアップ。動画ボケ改善機能を搭載した「TH-32LX75S」など2月発売の液晶VIERAから順次、新VIERA Linkに対応しており、初期設定時にVIERAで設定済みのチャンネルや地域情報などをDIGAに引き継げる。そのため、4ステップで初期設定が可能となる。また、VIERAの動作情報を検知し、通常は(起動に時間がかかる)省エネモードでもVIERAの電源が入ると自動的に高速起動モードに移行するため、VIERAの電源が入っていれば、VIERAから録画予約して約3秒でDIGAの録画が開始されるという。
SDHC対応のSDメモリーカードスロットも装備。SDカードムービーで撮影したMPEG-2ファイルが再生できるほか、JPEG静止画をワイドテレビの画面いっぱいに高品位表示できる「テレ写」機能も搭載。XW51/XW31/XW41Vでは、新たに音楽付きのスライドショーに対応した。また、業界で初めて、デジタルテレビ情報化研究会の「ネットTV仕様(印刷機能)」に対応したプリンターで、写真の印刷が可能となった。 さらに、XW51/XW31/XW41Vのみ、音楽録音機能を備え、音楽CDからHDD/SDカードに最大8倍速で録音可能。録音形式はPCMとSD-Audio(AAC)。本体に内蔵した楽曲データベースから楽曲情報も自動的に付与するほか、最新楽曲もEthernetを利用してGracenoteのデータベースからネット経由で取得できる。
□松下電器産業のホームページ ( 2007年3月1日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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