ソニー、残像低減や10bitパネル採用の新「BRAVIA」 －2シリーズ6機種。XMB採用で「アプリキャスト」も開始

4月25日より順次発売 標準価格：オープンプライス

　また、既発売のX2500シリーズ、52/46/40V型に、ピアノフィニッシュを施したシリーズ「X2550」も4月25日に発売される。

シリーズ名	サイズ	品番	パネル解像度	仕様	店頭予想価格	発売日
J5000	40型	KDL-40J5000	1,366×768ドット	120Hz駆動 10bitパネル アプリキャスト ルームリンク	30万円前後	5月25日
	32型	KDL-32J5000			23万円前後
J3000	40型	KDL-40J3000		10bitパネル アプリキャスト ルームリンク	28万円前後	4月25日
	32型	KDL-32J3000 KDL-32J3000/B		アプリキャスト ルームリンク	21万円前後
	26型	KDL-26J3000 KDL-26J3000/B			17万円前後
	20型	KDL-20J3000 KDL-20J3000/B			12万円前後
X2550	52型	KDL-52X2550	1,920×1,080ドット	X2500のピアノ ブラックモデル	72万円前後	4月25日
	46型	KDL-46X2550			49万円前後
	40型	KDL-40X2550			42万円前後

J5000シリーズ

　J5000シリーズは黒御影の質感をイメージしたブラックに、アルミ粉末を配合した塗料でシックな仕上げを目指した。J3000シリーズの32/26/20型では、シルバーとブラックの2色のカラーバリエーションを用意する。

　両シリーズとも、テレビを見ながら、ネットワークを経由して天気予報など、様々な情報にアクセスできる「アプリキャスト機能」を装備。DLNAにも対応しており、ルームリンク対応機器とも連携できる。

KDL-40J5000	KDL-32J3000	KDL-32J3000/B

■ 「モーションフロー」で残像低減。SPE開発のシネマモードも

KDL-40J5000

　J5000シリーズでは、従来の2倍の120Hzで駆動し、残像感を低減する「モーションフロー」技術を搭載。高速駆動とともに、独自のアルゴリズムにより、縦/横/斜めの動き検出や映像処理を行ない、残像を大幅に低減するとともに、なめらかな映像再現を可能とした。

　また、24フレームの映画ソースに対しては、オリジナルのフレーム間に4フレームの映像を作り出して、映画特有の輪郭の揺れを低減できる。なお、モーションフローの効果は3段階に設定可能となっている。

モーションフローの概要	映画ソースも滑らかに表示

J5000シリーズには10bitパネルを搭載し、階調表現を改善

　パネルは全モデル1,366×768ドットで、輝度は450cd/m²、応答速度は8ms、視野角は上下/左右178度。コントラスト比はJ5000シリーズとJ3000シリーズの40/32型が1,600:1、J3000シリーズの26型が1,300:1、20型が1,100:1。応答速度は全モデル8ms。

　また、J5000シリーズと、J3000の40型モデルのみ「10bitパネル」を採用。従来機種S2500シリーズに比べ約64倍の階調表現を可能とするとともに、NTSCカバー率102%の広色域バックライトシステム「ライブカラークリエーション」と組み合わせて、滑らかなグラデーションを表現可能とした。

　また、ライブカラークリエーションにより、深紅や深い緑など、色鮮やかで繊細な色合いの再現力を高めたという。映像エンジンは「ブラビアエンジン」を搭載する。

　J5000シリーズでは、24p信号入力に対応。また、映像モードはソニー・ピクチャーズエンタテインメントと映画専用の「シネマ」モードを共同開発。映画制作者の意図をより忠実に再現するモードとして提案している。

■ HDMIコントロール対応。XMBも採用

HDMIリンク対応のラック「RHT-G800」と連動動作が可能

　チューナは地上/BS/110度CSデジタルと、地上アナログを搭載。HDMI端子はJ5000シリーズが3系統、J3000シリーズが2系統装備する。両シリーズとも1080p入力に対応する。

　さらに、「HDMIコントロール機能」を搭載し、同時発売のシアタースタンド「RHT-G800」との電源連動や、音量調整、再生モード切替などが行なえる。

　操作画面はBRAVIA X1000シリーズやPLAYSTATION 3、PSPなどで採用している「XMB(クロスメディアバー)」を採用。また、番組表も一新。最大7チャンネルの表示が可能な「週間番組表」とし、ユーザーの好みを学習して、☆マークでお勧めする機能などを備えた。リモコンはチャンネル選局ボタンの大型化などで使い勝手の向上を図った。

新デザインの番組表を採用	リモコン	J3000シリーズ

　また、独自のサラウンド技術「S-Forceフロントサラウンド」を導入。テレビのスピーカーだけで、サラウンド音声が再生できるという。

写真のサムネイル表示が可能

　J5000シリーズでは、USB接続したデジタルカメラの画像を50枚のサムネイル形式で表示可能。さらに、BGM付きのスライドショーも可能となっている。また、一眼レフカメラ「α(アルファ)」のエンジニアと共同開発した写真用画質モード「フォト」も用意している。

　また、ネットワーク対応も強化しており、全モデルで100BASE-TXのEthernetを搭載。テレビを観ながらネットワークを利用した情報コンテンツを閲覧できる「アプリキャスト」を搭載。BRAVIAのXMB画面からAmazon.co.jpやソネットエンタテインメント、ヤフーなどのパートナーのコンテンツにアクセスして、ニュースや占い、天気予報の閲覧や、フォト共有サービスやオークションなどを可能とする。

　さらに、全モデルでDLNA対応に対応し、DLNA対応対応サーバーからのコンテンツを視聴可能な「ソニールームリンク」機能を搭載した。テレビポータルサービスによる「アクトビラ」にも対応する。

XMBを採用	XMBからアプリキャストを利用

(2007年3月28日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp/yamaza-k@impress.co.jp]

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