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ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(ブエナ・ビスタ)は、スタジオジブリの劇場用アニメ「ゲド戦記」を7月4日にDVD化する。2枚組みの通常版と、4枚組みの「特別収録版」の2種類を用意。価格や収録内容は下表の通り。
■ 通常版
本編ディスクと特典ディスクの2枚組み。本編は片面2層。字幕は日本語と英語を収めている。
特典ディスクにはジブリアニメではお馴染みとなる絵コンテ映像を収録。さらに、劇場予告編、ゲド戦記音図鑑 vol.1「『テルーの唄』はこうして生まれた。」を収録する。
■ 特別収録版
本編ディスクと、多言語版本編ディスク、2枚の特典ディスクをセットにした4枚組み。本編ディスクは通常版に収録されるものとは異なり、DTS-ESで日本語音声を収録。さらに、多言語版ディスクに英語が含まれるため、本編ディスクに収録するのは日本語音声のみとなっている。 多言語版本編ディスクには英語、フランス語、韓国語、北京語、広東語をドルビーデジタル2.0chで収録。同じ言語に日本語を加えた字幕も収めている。 特典ディスクの1枚目は、通常版に付属するものと同じだが、ピクチャーレーベルの柄は異なる。2枚目の特典ディスクにはゲド戦記音図鑑 vol.2「映画音楽はこうして生まれた。」と、公開記念特番「岡田准一『ゲド戦記』との出会い」、キャストへのインタビューやアフレコの模様なども収めている。 「ゲド戦記」は、アーシュラ・K.ル=グウィンの同名小説を原作としたスタジオジブリの劇場用アニメ。魔法が存在する多島世界アースシーを舞台にした、魔法使いゲドの物語。世界の災いの根源を探る旅をしている大賢者ゲドは、アレンという少年と出会い、行動を共にするようになる。そんなある日、アレンは人買いに追われる少女テルーを救うのだが……。
宮崎駿氏が原作のファンであり、同氏の作品にも大きな影響を与えている。映像化はジブリが20数年温め続けていた企画だが、原作者側から映像化の許可は下りていなかった。しかし、宮崎氏の作品を原作者が気に入ったことで許可が下りたという。しかし、駿氏が「ハウルの動く城」を制作中だったことなどから、息子である吾朗氏が監督をすることになり、公開前から大きな注目を集めた。また、挿入歌と、ヒロイン・テルーの声を、新人の手嶌葵が担当したことも話題となった。
■ 糸井重里プロデュース「ゲドを、読む。」を無料配布 DVDのプロモーションには、ゲド戦記をはじめ、スタジオジブリ作品のキャッチコピーを多数手掛けている、コピーライターの糸井重里氏が協力する。糸井氏はそのプロモーション活動の1つとして、「ゲドを、読む。」と題した本をプロデュース。6月6日から100万部の無料配布を行なうという。 208ページに及ぶ文庫本で、「無料配布の本として最初から刷る冊数としては前代未聞」(糸井氏)だという。スタジオジブリと岩波書店が協力したもので、原作小説そのものではないが、「原作の世界観や哲学の深さなどを実感してもらうための本になる」(糸井氏)という。具体的には中沢新一氏による「ゲド戦記の愉しみ方」や、心に染みる言葉の紹介、ゲド戦記論などを収録する予定。 ブエナでは「原作の素晴らしさに触れることで、映画のゲド戦記は宮崎吾朗監督が読み解いた原作のメッセージを大切に描いた一作であり、原作の一部なのだということを肌に感じてもらいたい」としている。
ブックデザインはアートディレクターの佐藤可士和氏が担当。全5色のカバーを用意しており、それぞれ20万部、計100万部が用意される。配本場所はDVD販売店や書店、三鷹の森ジブリ美術館、ブックフェア、全国主要都市のキースポットなどを予定。「○○チェーンだから配るというのではなく、この本が配りたい! という有志の人々に手を挙げていただき、配ってもらいたいと考えている」(糸井氏)とのこと。本がもらえる場所の情報は公式サイトに掲載される予定。
糸井氏はこのプロモーションついて、「あえてチラシのようなものではなく、じっくりと読める本にした。大人がコレクションしたいなと思えるブックデザインにしたのは、この本を大切にして欲しいという気持ちから。違う色が欲しいという人が、本を求めて街を宝探ししてくれたら嬉しい」と語っている。
□ブエナ・ビスタのホームページ
(2007年4月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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