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松下電器産業株式会社は、プラズマテレビ「VIERA PZ700シリーズ」を4月27日より発売する。価格はすべてオープンプライス。
1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用したプラズマテレビとして世界最小の42型「TH-42PZ700」などフルHD「PZ700シリーズ」4モデルを用意。また、50/42/37型「PX70シリーズ」も4月20日より順次発売する。 各機種にアンダースピーカーとサイドスピーカー、本体カラーにブラックとシルバーのバリエーションが用意され、型番末尾にサイドスピーカーモデルは「S」(アンダースピーカーモデルは記号なし)、ブラックモデルは「K」(シルバーモデルは記号なし)が付いている。 各機種の主な仕様や発売日、店頭予想価格は以下の通り。
50型/42型の新PZ700シリーズは、フルHDパネルを採用。42型の「TH-42PZ700」はフルHDのプラズマテレビとしては世界最小サイズとなる。新開発の「低反射クリアパネル」を採用し、写り込みを大幅に低減。黒の再現性やコントラストの向上を図っている。暗所コントラストは4,000:1。 リブや蛍光体の新材料開発により、リブの細幅化に成功。42型パネルでは開口率を従来比で約50%向上した。さらに、独自の「微細セル安定駆動技術」を搭載し、全画素における放電の安定性と高輝度を実現。世界初の42型フルHDプラズマパネルを実現したという。 また、PZ700シリーズでは、予備放電の発光を抑えた「新リアルブラック駆動」などにより、引き締まった黒と高コントラストを実現した。次世代PDP開発センター(APDC)測定方式による動画解像度は900本以上で、同社では液晶方式と比較した際の残像感の少なさをアピールしている。
さらに、最大16bit処理を行なう新フルハイビジョンPEAKSドライバーの採用により、階調表現性能や肌色の再現性を向上。新開発のデジタル信号処理により、3次元色空間補正やコントラスト補正を行ない、シーンに応じて彩度や色相、輝度を1画素単位で処理/表示する。特に肌色の表現力を高めており、新開発のアルゴリズムでより自然な色合いで肌の質感を描写するという。 映像エンジン「新フルハイビジョンPEAKS」は同社のUniPhierアーキテクチャを採用。フルHDパネル向けのHDオプティマイザーによる高画質化などを図ったほか、処理能力の強化により番組表の表示量向上も図られた。 チューナは地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを地上アナログを装備。2画面表示や、データ放送やアクトビラとの2画面表示も可能となっている。 新「ワイドインテリジェントテレビ番組ガイド」は、表示チャンネルを3/5/7/9/14/19chから選択可能で、最大19ch/12時間分の表示に対応。さらにジャンル/キーワード/人名検索のほか、録画/視聴履歴などを自動学習して「★」印のおすすめマークで好みの番組を表示してくれる「インテリジェント機能」も備えている。
1080p対応のHDMI入力を3系統備え、1系統は前面に配し、ビデオカメラなどと接続できる。VIERA Linkに対応し、DIGAやAVアンプとの連動に加え、新たに同社のAVCHDハイビジョンビデオカメラに対応。対応機種はSDカード採用のHDC-SD1/SD3と、DVD採用のHDC-DX1/DX3カメラで、各AVCHDカメラをVIERAに接続すると、自動的に入力が切り替わり、VIERAにカメラのメニュー画面を表示、再生や早送りなどが行なえる。 SDカードスロットも備えており、JPEG静止画再生機能「テレ写」に加え、HDC-SD1/SD3でSDカードに記録したAVCHD映像も再生できる。
Ethernetを装備し、デジタルテレビ用ポータルサイト「アクトビラ」に接続可能。VIERA専用の「Panasonic TVスクエア」では製品情報や生活情報に加え、テレビでブログを楽しむための「テレブログリーダー」なども提供している。また、ネットTV仕様(印刷機能)に対応したプリンタと接続して、アクトビラ上の地図や交通情報、データ放送で受信したレシピなどを印刷できる。
リモコンにはVIERA Linkやアクトビラ用のダイレクトボタンを装備するなど使い勝手の改善を図った。 スピーカーは竹繊維を振動板に使用した「バンブーコーンスピーカー」を採用。アルミ合金に匹敵する剛性を活かし、歪み感の少ない再生を行なうという。サイドスピーカーモデルでは、幅23mmのスリムスピーカーと、バンブーコーンスピーカーを使用したパッシブラジエータ式のウーファを内蔵している。 また、サイド/アンダースピーカー型ともに、バーチャルサラウンド機能「アドバンストサラウンド」を搭載。スタンダード/スタジアム/ミュージック/シネマ/ニュースの各サウンドモードも備えている。
□松下電器のホームページ ( 2007年4月10日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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