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アップルコンピュータ株式会社は、映像編集用のプロ向け統合型アプリケーション「Final Cut Studio」の新バージョン「Final Cut Studio 2」を6月下旬に発売する。
価格は148,000円。アップグレード価格は、Final Cut Studioからの場合が58,000円、Final Cut Proからは78,000円。対応OSはMac OS X Ver.10.4.9以降で、PowerPCとIntel製CPUの両方に対応するUniversal仕様。
また、Final Cut Studio 2と連携してデジタルアセット/ワークフローの管理が行なえるサーバーソフト「Final Cut Server」も今夏より発売。価格は、1サーバ/10クライアントライセンス版が118,000円、1サーバ/アンリミテッドクライアントライセンス版が238,000円。 Final Cut Studio 2は、「Final Cut Pro 6」に加え、音声編集ソフトの「Soundtrack Pro 2」、モーショングラフィックソフト「Motion 3」、DVD/HD DVD対応オーサリングソフト「DVD Studio Pro 4.2」などを含んだ統合型ソフト。新たに、カラー補正/エフェクトなどが行なえる「Color」が追加されている。 ビデオ編集ソフト「Final Cut Pro 6」では、新機能としてほぼ全てのビデオフォーマットとフレームレートを1本のタイムライン上で記録できるという「Open Format Timeline」を採用。 また、非圧縮のHD映像をSDと同様のファイルサイズで実現するというポストプロダクションフォーマット「ProRes(プロレズ) 422」をサポート。ノートPCでの作業や、ネイティブで対応していないカメラフォーマットを使った場合の合成などでも高い画質が確保できるという。 新たに追加された「Color」は、ガンマ/リフト/ゲイン調整などの補正に加え、カスタムRGB/Lumaカーブなどのツールが利用可能。Final Cut Proのプロジェクトとのシームレスな連携機能も備える。 そのほか、エンコードソフト「Compressor 3」では、複数ファイルの複数フォーマットへの出力など、処理作業を効率化。iPodやApple TV、DVD、携帯電話に加え、Blu-rayやHD DVDディスクで配布可能なファイルが作成可能。さらに、PodcastやApple TV用のチャプタも設定できる。
( 2007年4月16日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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