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パイオニア、無線リアスピーカーのシアターシステム
-新方式のフロントサラウンド採用モデルも


HTZ-565DV

5月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 パイオニア株式会社は、シアターシステム「スマートシアターシリーズ」の新モデルとして、ワイヤレスリアスピーカーを搭載したモデルや、フロントサラウンドシステムなど、計4機種を5月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、各モデルの店頭予想価格は下表の通り。

製品 仕様 品番 店頭予想価格
Smart theater 565 無線リアスピーカー
5.1chアンプ内蔵DVDレシーバ
HTZ-565DV 64,800円前後
Smart theater 363 フロントサラウンド
5.1chアンプ内蔵DVDレシーバ
HTZ-363DV 49,800円前後
Smart theater 313 フロントサラウンド
5.1chアンプ内蔵サブウーファ
HTP-S313 49,800円前後
オプション無線リアスピーカー Smart theater363/313専用
無線リアスピーカー
XW-1 19,800円前後



■ HTZ-565DV

 リアスピーカーを2.4GHzデジタル無線で接続できる5.1chサラウンドシステム。総合出力360Wのアンプを内蔵したDVD/CDレシーバとトランスミッタ、フロントスピーカー、センタースピーカー、リアスピーカー、サブウーファで構成する。リアスピーカーはワンボックス型で、電源ケーブル以外を接続せずにシアターシステムを構築可能。

 従来からの変更点として、スピーカーに発泡ゴムエッジを用いた新開発ユニットを採用するほか、サブーファの再生能力向上を図った新方式「ダウンファイアリングサブウーファー」を採用。また、HDMI入力を装備した。

 DVDビデオ以外に、DVD-R/RWやDVD-R DL、CD-R/RW内のファイルも再生可能。ビデオモード/VRモードで記録したディスクもサポートする。デコーダはドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIに対応。また、WMA/MP3/AACやDivX、JPEG再生にも対応。前面にUSB端子を備え、USBメモリ内のファイルも再生できる。なお、DRM付きのファイルは再生できない。USBメモリ内のJPEGと音楽ファイルを同時に再生するスライドショー機能も備える。

 フロント/センター/サラウンドスピーカーには、発泡ゴムエッジを採用した新開発ユニットを搭載。従来よりも音の輪郭に締まりのある高音が再生できるという。

 また、サブウーファのユニットにおいても、ゴムエッジの採用やダンパー幅の見直しにより低域の強化を図った。さらに、サブウーファのユニットとダクトを下向きに設置した新方式「ダウンファイアリングサブウーファー」を採用。低音の放射効率に優れ、設置環境に左右されずに豊かな低音が再生できるという。

 独自の自動音場補正技術「MCACC(Multi Channel Acoustic Calibration System)」を搭載。付属マイクを利用し、各スピーカーの音量や距離、音質などが部屋の環境に最適な設定に自動調整される。

 また、WMA/MP3/AACなどの圧縮音楽ファイル再生時に、失われた抑揚感やきめ細かさなどを独自のアルゴリズムで復元する「サウンドレトリバー」機能も装備。さらに、同社のプラズマテレビと接続するための「SR+端子」を備え、シアターシステムの入力に連動した入力切替や音量調整が可能。本体デザイン面においても、同社のプラズマテレビなどと同様のブラックを採用している。

 DVD/CDレシーバ部にデジタルアンプを内蔵し、出力はフロント60W×2ch、センター60W、サラウンド60W×2ch、サブウーファ60W、ワイヤレスリア10W×2ch。HDMI出力を1系統備えるほか、映像出力としてD2/S映像/コンポジットを各1系統装備。光デジタル音声入力とアナログ音声入力を各1系統備える。

 外形寸法と重量は、DVD/CDレシーバが420×332×60mm(幅×奥行き×高さ)、3.1kgで、フロントスピーカーが100×100×100mm(同)、0.54kg、センタースピーカーが220×100×90mm(同)、0.7kg、リアスピーカーが461.5×95×176.5mm(同)、2.9kg、トランスミッタが166×112×56mm(同)、0.3kg、サブウーファが221×390×401.5mm(同)、5.5kg。

□製品情報
http://pioneer.jp/smarttheater/lineup/htz565dv.html



■ HTZ-363DV/HTP-S313

 いずれも、サラウンドスピーカーをフロントに設置する「フロントサラウンド・アドバンス」を採用した製品。HTZ-363DVはアンプ内蔵DVD/CDレシーバを含むセットで、HTZ-313はレシーバが付属せず、アンプをサブウーファに内蔵したモデル。いずれも、単体ワイヤレスリアスピーカーのXW-1を追加することが可能。

HTZ-363DV HTP-S313

 「フロントサラウンド・アドバンス」は、周波数特性を加工せず、左右の耳で感じる音圧の差を利用する技術で、自然で聴き疲れのないサラウンドを実現するという。

 HTZ-565DVと同じく、フロント/センター/サラウンドスピーカーには、発泡ゴムエッジのユニットや、「ダウンファイアリングサブウーファー」を採用。

 HTZ-363DVのDVD/CDレシーバは、ワイヤレスリア用のアンプを備えていない以外はHTZ-565DVとほぼ共通。HDMI出力など、入出力端子も同じ。

 HTP-S313は総合出力600Wのデジタルアンプをサブウーファに内蔵。フロント100W×2ch、センター100W、サラウンド100W×2ch、サブウーファー100W。D2/S映像/コンポジットの映像入力と、光デジタル音声入力2系統、同軸デジタル音声入力1系統、アナログ音声入力1系統、ワイヤレス出力1系統を装備する。

 そのほかの違いとして、HTP-S313はセンタースピーカーを2台としたことで、テレビの左右両脇などに設置可能となっている。

 外形寸法と重量は、HTZ-363DVのフロント/サラウンドスピーカーがHTZ-565DVのフロントスピーカーと同じで、DVD/CDレシーバやセンタースピーカー、サブウーファもHTZ-565DVと共通。HTP-S313はディスプレイユニットが200×50×51mm(幅×奥行き×高さ)、0.22kg、フロント/センター/サラウンドスピーカーは100×102.5×100mm(幅×奥行き×高さ)、0.55kgで、サブウーファは200×428×375mm(幅×奥行き×高さ)、9kg。

□製品情報(HTZ-363DV)
http://pioneer.jp/smarttheater/lineup/htz363dv.html
□製品情報(HTP-S313)
http://pioneer.jp/smarttheater/lineup/htps313.html



■ XW-1

XW-1

 HTZ-363DV/HTP-S313に追加可能なワイヤレスリアスピーカー。トランスミッタ部とスピーカー部で構成する。仕様は、HTZ-565DVのリアスピーカーとほぼ共通だが、デザインの一部に違いがある。


□製品情報(オプション)
http://pioneer.jp/smarttheater/lineup/option.html


□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release579-j.html
□関連記事
【2006年4月18日】パイオニア、自動音場補正対応シアターシステム4種
-無線リアスピーカーや壁反射サラウンドなど
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060418/pioneer.htm

( 2007年5月10日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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