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ソニーは、ホームシアター用プロジェクタの新モデルとして、「ブラビアエンジン」搭載の「VPL-AW15」を6月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17万円前後の見込み。 同製品に自立型スクリーン「ダイナクリアスクリーン」を加えたセット「VPL-AW15KT」も同じく6月20日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22万円前後の見込み。 同社のビデオプロジェクタ製品は「シネザ」ブランドなどで展開されていたが、今後液晶テレビやリアプロジェクションテレビと共に「ブラビア」シリーズとして販売する予定で、SXRD搭載製品についても同様に扱うかどうか検討するとしている。 ビデオプロジェクタ用に開発した「ブラビアエンジン」を搭載した液晶プロジェクタ。液晶パネルは0.73型/解像度1,280×720ドットで、3LCD方式を採用する。
新開発の165W高圧水銀ランプを搭載し、明るさは1,100ルーメン(ランプHighモード時)で従来モデル「VPL-HS60」に比べ約3割向上した。シーンの明暗に合わせて絞りが連動する「アドバンストアイリス2」と、ハイコントラストプレートとの組み合わせにより、コントラストは最大12,000:1を実現している。 レンズは光学1.6倍ズーム(F2.4~3.1)の「ARC-Fレンズ」で、前面にマルチ反射防止処理コーティングを施している。40~200型の投射に対応し、80型での投射距離は約2.3m。レンズシフト(上下:±0.65V/左右:上下0.25H)にも対応する。そのほか、本体の静音設計構造と冷却システムにより、動作音は約20dB(ランプLowモード時)に低減している。 入力端子はHDMI、コンポーネント(RCA)、S映像、コンポジットが各1系統で、アナログRGB/コンポーネント兼用のD-sub 15ピンも備える。入力可能なビデオ信号は480/60i、576/50i、480/60p、576/50p、720/60p、720/50p、1080/60i、1080/50i、1080/60p、1080/50p、1080/24pで、1080の60/50/24pはHDMIのみ。 消費電力は最大265W。外形寸法は370×320×119mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.0kg。 スクリーン付属のセット「VPL-AW15KT」には、上方からの外光をカットして、プロジェクタからの光を効率的に反射する特性を持たせた80型(16:9)の「ダイナクリアスクリーン」が付属。自立式で、立ち上げ時の外形寸法は1,811×300×1,775mm(幅×奥行き×高さ)。収納ケースはアルミ製で、収納時の外形寸法は1,711×997mm。重さは約5.1kg。 そのほか、オプションとして交換用ランプ「LMP-H160」(33,600円)や、天井取付金具「PSS-H10」80,850円)、「PSS-610」(52,500円)も用意する。
( 2007年5月10日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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