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東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社(TMD)は14日、広視野角と高速応答を両立できる「Optically Compensated Bend」(OCB)液晶に、半透過技術を組み合わせることで、外光下での視認性を向上した4.3型半透過OCB液晶ディスプレイを開発したと発表した。 4.3型/480×272ドットの半透過OCB液晶パネルを採用するディスプレイで、輝度は400cd/m2。同社ではアウトドアでの映像鑑賞などのモバイル用途に最適としている。 電極構成の異なる透過部と、反射部で性能の最適化が可能となる新しい半透過光学設計技術と駆動方式を新たに開発。これにより、OCBモードの広視野角と高速応答性能を維持しつつ、透過/反射のいずれのモードでも高い視認性と高速応答性を有する液晶ディスプレイを実現したという。 透過モードでも、従来のOCB液晶と同等の広視野角、高速応答特性を備え、反射モードにおいては、広視野角と、超高速応答(2.4ms)を達成した。 今回開発した液晶ディスプレイは、20日より米国で開催される「SID 2007 International Symposium, Seminar and Exhibition」において発表/展示を行なう予定となっている。 □TMDのホームページ ( 2007年5月14日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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