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富士通株式会社は、ネットテレビ対応の大規模映像配信ソフトウェア「MillionStream V05」を開発し、提供を開始した。 大規模な映像配信システム向けのソフトウェアで、映像コーデックとしてMPEG-2のほかH.264に対応するほか、コンテンツ保護機能「Marlin DRM」に対応。ネットテレビなどの再生端末向け映像配信システムを容易に構築できる。 HD品質の映像配信に対応するほか、暗号化やMPEG-2 TTS変換などのリアルタイム処理をソフトウェア上で実現し、IP放送の再送信にも対応可能となっている。 今後、「デジタルテレビ情報化研究会」仕様に対応する予定で、同システムがテレビポータルサービス株式会社のデジタルテレビ向け映像配信サービス「アクトビラ」の検証システムに採用された。 同システムは、「アクトビラ」の動画配信対応テレビ開発時の検証システムとして、テレビメーカー各社からインターネット経由で接続可能となっており、各テレビの機能/動作検証や、商用サービスの品質向上に向けて利用される予定。Marlin DRMに準拠したサーバーも同システム上に構築し、検証が行なわれる。 今後、さらに大規模配信向けのRTSP/RTPプロトコルのストリーム配信と、HTTPストリーム配信仕様への準拠を2007年9月を目処に予定。また、HTTPのダウンロード配信にも2008年6月ごろに対応する。 IP放送再送信標準仕様については、現在使用策定中のコンテンツ保護機能に9月頃を目処に対応する予定という。 □富士通のホームページ ( 2007年5月21日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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