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ソフトバンク、ワンセグ対応ケータイ4モデルなど発表
-孫社長「913SHはワンセグで一番格好いい」


6月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソフトバンクモバイル株式会社は、ワンセグ対応の4モデルなど、W-CDMA方式の携帯電話端末12モデルを発表。6月上旬より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。

 ワンセグ対応モデルは、シャープ製の「912SH」と「FULLFACE 913SH」、東芝製「912T」、Samsung製「805SC」の4モデルをラインナップ。912SHは6月上旬から、805SCが6月中旬、FULLFACE 913SHは7月下旬、912Tが8月上旬から発売される。

FULLFACE 913SHを持つ孫社長 FULLFACE 913SHのAVスタイル 912T

■ FULLFACE 913SH

 液晶画面をスライドすると操作部が現れる設計のシャープ製「フルフェイス・スライド」ワンセグケータイ。

 ボディカラーは、ビビッドピンク、ブラック、シルバー、ピンク、グリーン、ライトブルー、オレンジ、ゴールドの8色を用意。ソフトバンクモバイルの孫社長は、「ワンセグでは一番格好いいケータイ」と紹介した。

 スライドを閉じた状態の「AVスタイル」では、タッチパネル式の操作キー「センサーキー」を採用し、フルフラットの視聴/操作画面を実現。液晶脇のタッチセンサーを利用して、チャンネルやボリューム変更などが可能となっている。

 ディスプレイは2.8型/240×400ドットのモバイルASV液晶。ボディをスライドさせるとダイヤルボタンや開始/終了ボタンなどを備えた操作部が現れ、メールや通話、各種アプリケーションの利用が可能となっている。

 高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応し、最大下り3.6Mbpsのインターネット通信が可能。Bluetoothも内蔵。オプションのヘッドセットを使って、ダウンロードした「着うたフル」やPCから転送した楽曲のほか、ワンセグ音声もBluetooth経由で出力できる。

 有効200万画素のCMOSカメラを内蔵。microSDカードスロットを備え、最大2GBまでのmicroSDカードを利用できる。外形寸法は約108×50×16.8mm(縦×横×厚み)、重量は約125g。ワンセグの視聴時間や通話時間については測定中としている。

AVスタイルでワンセグ視聴。右脇のタッチパネルで操作可能 スライド機構を採用 厚さは16.8mm


■ 912SH

912SH

 「912SH」はAQUOSケータイの第3世代モデル。従来のAQUOSケータイと同様に液晶を横方向に90度回転できる「サイクロイドスタイル」を採用しながら、液晶を3型/480×800ドットのモバイルASVに高精細化した(従来モデル911SHは240×400ドット)。

 ワンセグ関連機能やサイクロイドスタイルにおける表示機能も大幅に強化され、新たにワンセグ画面とウェブやメール操作画面を同時に表示できる「2画面同時表示」機能を搭載。横位置のサイクロイドスタイル表示時に、ワンセグを見ながらメールの返信を行なうなど、使い勝手を向上させている。

 さらに、縦位置時だけでなく、サイクロイドスタイル時にメインメニューを表示可能となった。メールフォルダの階層表示など、高精細化を生かしたユーザーインターフェイスの作りこみが行なわれている。

左側にワンセグ画面。右側にウェブブラウザを表示 WVGA液晶をいかし、サイクロイドスタイルでの表示方法も改善

 3Gハイスピードに対応するほか、サイトブラウザも搭載し、サイクロイドスタイル時には横位置表示も行なえる。Bluetoothも内蔵。カメラは有効320万画素のCCD、microSDカードスロットも備えている。

 ワンセグの連続視聴時間は約5時間20分、連続通話時間は約270分、待ち受け時間は約370時間。外形寸法は108×50×23mm(縦×横×厚み)、重量は約144g。ボディカラーはメタルグレー、メタルブラック、ホワイトシルバー、メタルブルー、メタルレッド、メタルピンクの6色。


■ 912T

912T

 ワンセグを搭載しながら、16.9mmと薄型のデザインを実現した東芝製端末。

 本体と筐体パネルを隙間無く接着し、太陽光などの乱反射を抑えた2.8型/240×400ドット液晶「ワイドクリアスクリーン」を搭載。液晶横には指で触ることでチャンネル切替が可能な「タッチスイッチ」を備えている。

 液晶テレビ「REGZA」やAVノートPC「Qosmio」のノウハウを活かした画質モードを搭載。ノーマル/ファイン/シネマの3モードを設定可能。ワンセグ放送の録画に対応し、microSDカードへの録画も行なえる。

 音楽転送ソフト「BeatJam 2007 for 912T」が付属。パソコンに取り込んだ楽曲データの転送も可能となっている。

 Bluetoothを搭載し、別売のヘッドセットを使って、ワンセグ音声受信も可能。3Gハイスピードに対応するほか、PCサイトブラウザも搭載する。有効324万画素のCMOSカメラを装備。microSDカードスロットも備えている。

 ワンセグの連続視聴時間は約3.5時間。連続通話時間は約150分、待受時間は約350時間。外形寸法は約103×49×16.9mm(縦×横×厚み)、重量は約135g。ボディカラーは、シルバー、ブラック、ホワイト、ブルー、プラム、シャンパン、グリーンの6色を用意する。

横位置でワンセグ視聴 縦位置表示も可能 厚さは16.9mm


■ 805SC

805SC

 サムスン製のワンセグ対応端末。1月に発表済みだが、今回6月中旬以降の発売と、詳細仕様が明らかにされた。

 スライド構造を採用しており、アンテナ内蔵型ワンセグ端末で最も薄いという13.5mm厚を実現。2.12型/240×320ドットの液晶を搭載し、ワンセグ視聴のほか、視聴中の音声通話着信やメール受信にも対応。ワンセグ映像のフルスクリーン表示も可能となっている。

 3GハイスピードやBluetoothに対応。PCサイトブラウザを利用したパソコン用サイト閲覧にも対応する。有効200万画素のCMOSカメラも搭載。microSDカードスロットも備えている。

 連続通話時間は約165分、待受時間は約230時間。外形寸法は100.6×51×13.5mm(縦×横×厚み)、重量は約101g。ボディカラーは、ホワイト、ターコイズブルー、ラベンダー、ローズの4色を用意する。

横位置でワンセグ視聴 スライド式のボディを採用 厚さはワンセグ世界際薄の13.5mm


■ 「スタイル」にこだわり。iPhoneは「ノーコメント」

 そのほか、Windows Mobile 6搭載の「Windowsケータイ」としてHTC製端末「X02HT」や東芝製「X01T」を発表。パナソニックモバイル製のスライド型端末「810P」や、チタンを外装に採用した東芝製端末「814T」などの新ラインナップを紹介した。

X02HT X01T

 孫社長は「とにかく格好良く、スタイルにこだわった。毎日持ち歩きたい“Style”がテーマ」と新製品を紹介。「スタイリッシュ」を突き詰めた製品として、東芝製の「fanfun 815T」について説明した。

 「fanfun 815T」は、本体12色、コーディネートパネル300パネル、30種類のイルミネーションなどを組み合わせて約2億4,000万通りのバリエーションを実現できるという「フルコーディネートケータイ」。「無限のバリエーションを用意し、自分だけのもの、自分だけのスタイルを選べる」とアピールした。

 また、fanfun 815ではキティモデルやスヌーピーモデルも用意。7月下旬以降順次発売する。ハローキティ/スヌーピーのコーディネートパネルやインナーシート、画面デコを用意するほか、オリジナルグッズも同梱する。

fanfun 815T ハローキティモデル スヌーピーモデル

孫正義社長

 孫社長は夏モデルで「スタイル」をキーワードにした理由について、「ソフトバンクの携帯電話では、“薄さ”、“色”に徹底的にこだわってきた。その次を考えたら、全体の格好良さ。持った時の格好良さにこだわろう、ということになった」と説明。なお、同社による日本市場投入計画が噂されているAppleの「iPhone」については、「他社のものについては一切コメントせず。未発表のものについては、サービス、製品ともにコメントせず、という方針」と述べるにとどまった。

 サービス面では、同社携帯電話向けポータル「Yahoo!ケータイ」に動画コンテンツサービス「Yahoo!動画(ベータ版)」の提供を22日より開始。ソフトバンクの3G携帯電話で、ニュースやスポーツ、グラビアなどのコンテンツを視聴可能となる。

 コンテンツについては、PC向けのYahoo!動画をベースに携帯電話に最適化して提供する。「野球であれば、1分~3分程度のハイライトなど、携帯電話での見易さへの工夫をしている」と説明。スタート当初には1,000本のコンテンツを用意し、随時更新、追加を行なう。毎月1,000本以上のコンテンツ提供を予定しているという。

 なお、ケータイ向けのコンテンツ戦略としては、「有料のコンテンツももちろんやっていきたい。ただし、パソコンのYahoo!で無料で見られるものは、携帯でも無料というのことを基本にしていきたい」と説明した。

□ソフトバンクモバイルのホームページ
http://mb.softbank.jp/mb/
□製品情報
http://mb.softbank.jp/mb/special/07summer/

( 2007年5月22日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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