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米国の調査会社iSuppliは3日(現地時間)、Appleの携帯電話端末「iPhone」の分解分析調査の結果を発表した。同社では、8GB版のiPhone製品原価は265.83ドルと試算しており、「小売価格は599ドルのため、その利益率は55%を超えている」と分析している。 iPhoneの液晶ディスプレイについては、「エプソン、シャープ、東芝松下ディスプレイテクノロジーなど複数社が提供している」と分析。モジュール価格は24.50ドルで、iPhone 8GBの製造原価の9.8%を占めているという。また、タッチスクリーンモジュールはドイツのバルダ製で、原価は27ドルと推測している。 また、Samsungは、アプリケーションプロセッサ(14.25ドル)、NANDフラッシュメモリ(48ドル/8GB)やDRAM(14ドル)などをAppleに供給。iPhone 8GBにおけるSamsung関連部品の総額は76.25ドルで、原価の30.5%を占めている。半導体はinfineon製品が多く採用されており、通信用ベースバンドやRFトランシーバ、電源管理デバイスなどを同社が供給。原価の6.1%、15.25ドルがinfineon製という。 □iSuppliのホームページ(英文) ( 2007年7月4日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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