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ヴィジョネア株式会社は、DVDビデオにWebサイトへのリンク機能や視聴制限などの機能を追加する独自技術「DVDMAGIC」を強化。ブックマーク共有機能や、コンテンツ視聴状況の調査機能などを盛り込んだ。同技術はニューズ出版のカーマガジン「REV SPEED」9月号(7月26日発売/750円)の付録DVDに採用される。 強化された「DVDMAGIC」には、従来から採用されているWebページへのリンク機能を内蔵。付録DVDをPCで再生すると、独自のプレーヤーが起動。車のパーツを紹介する動画の表示中に、パーツメーカーへのリンクバナーが表示され、そこから手軽にアクセスできるようになっている。
また、ヴィジョネアがこれまで単体の技術として訴求していたブックマーク共有機能「onyon」(オニオン)も統合。視聴者が付属DVDを鑑賞中、気に入ったシーンをブックマークできるほか、その情報をサービスページ上で他のユーザーと共有。ブックマークに説明タグを追加でき、他のユーザーが紹介するシーンも検索/再生可能。読者同士のコミュニケーションが行なえるという。 なお、共有するのはDVDのブックマーク情報のみのため、これらの機能は付属DVDを所有していないと利用できない。
また、DVDの視聴状況をリサーチする「DVD RESEARCH」機能も盛り込まれており、雑誌側は付録DVD内コンテンツの視聴動向などが把握できる。これにより、今後の雑誌内容やDVDの制作/編成に活かせるという。
「視聴者側には、“他ユーザーとのコミュニケーション”というDVDの枠を超えたサービスを提供。雑誌側は読者の動向調査、コンテンツ提供側には自社Webサイトへの誘導ルートの確保と、それぞれがメリットを享受できる」(ヴィジョネア)という。
なお、今回開発された技術は今後の「REV SPEED」付録DVDでも採用される予定。また、「SNOWBOADING」(トランスワールド刊)や、「モトライダー・フォース」(三栄書房刊)などでも採用が決定。「今後も様々な雑誌に、DVDMAGICを紹介していきたい」(ヴィジョネア)としている。
■ 「ゲキ×シネ」の前売り券 特典DVDにも採用
舞台で行なわれる演劇を撮影し、エフェクト追加など、映画製作と同レベルの工程を経て1本の映画とし、劇場で上映する「ゲキ×シネ」。新しいタイプのエンターテイメントとして注目を集め、累計で約6万人を動員している。
そんな「ゲキ×シネ」の第5弾として、10月6日から全国公開される「朧の森に棲む鬼」(劇団☆新感線/市川染五郎出演)の前売りチケットに、DVDMAGICを採用した特典DVDが付属される。これまでの「ゲキ×シネ」作品の予告編を集めたDVDで、採用されている技術はWebサイトへのリンク機能のみだが、PCで観賞すると、手軽に最新作のページにアクセスできるという。
□ヴィジョネアのホームページ
(2007年7月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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