「おねがい☆ツインズ」DVD-BOXには新作ドラマCDが付属 －新キャラも登場する「おねがい☆チューター」アフレコ

9月25日発売 品番：BCBA-2989 標準価格：21,000円

※ジャケットとは異なります (c)Plrease!/バンダイビジュアル

　テレビシリーズ12話と、未放送の1話を全て収録したDVD-BOX。製品の主な仕様は既報の通りだが、発売が近付くにつれ、特典などの詳細が明らかになっている。

　映像特典としてミュージッククリップやプロモーションビデオ、CM集などを収録。さらに、イベント上映用に撮影された、「おねがい☆ティーチャー おねがい☆ツインズ 木崎湖ご紹介ツアー」(声優の中原麻衣と新谷良子が出演)も、ディスク初収録される。

　また、井出監督が作品のモデルとなった場所を訪ねるDVDバラエティー「おねがい☆どうしよう リターンズ」も収録している。

　さらに目玉として、アニメシリーズと同じ黒田洋介氏が脚本を担当した、新作のドラマCD「おねがい☆チューター」の後編が付属(前編は6月に発売されたDVD-BOX“おねがい☆ティーチャー MEMORIAL BOX”に収録)。今回、その収録現場から声優さん達のメッセージが届いた。

■ 新作ドラマCD

　「おねがい☆ツインズ」は、「おねがい☆ティーチャー」に続くシリーズとして、2003年7月からWOWOWのノンスクランブル枠で放送されたテレビアニメ。幼い頃、親に捨てられた神城麻郁(かみしろ まいく)は、高校一年生ながらプログラマーとして自立。養護施設を抜けた彼は、両親を探す唯一の手がかりである幼い頃の写真に写っていた、信州の湖のほとりにある一軒家を探し出し、そこを借りて1人暮らしをスタートさせる。

　そんなある日、宮藤深衣奈(みやふじ みいな)、小野寺樺恋(おのでら かれん)という2人の少女が麻郁の家に現れる。2人は麻郁と同じ写真を持っており、2人ともが「自分が麻郁の双子だ」と名乗り出る。だが、写真に写っているのは男の子と女の子の2人だけ。どちらが本当の双子かわからないまま、3人は奇妙な共同生活を開始する……。

高校生ながら、自立しようと奮闘する主人公・神城麻郁	麻郁の前に現れる深衣奈と樺恋。どちらかが肉親にも関わらず、2人は麻郁に恋心を抱いてしまう……
(c)Plrease!/バンダイビジュアル

　前作同様、各キャラクターの心理を丁寧に描写。「どちらかが兄妹」という可能性を含んだままの恋愛模様が展開し、多くの視聴者を引き付けた。実在の場所をアニメに取り入れる手法も健在で、アニメ作品の舞台地をファンが旅する、“聖地巡礼”ムーブメントを加速させた作品としても知られている。

モテない街道まっしぐらの跨(左)に恋の予感!?、アニメでは自分の妹・晴子(右)にまでアプローチするほど不遇だった彼は幸せをつかめるのか?

(c)Plrease!/バンダイビジュアル

　新作のドラマCD「おねがい☆チューター」の舞台は、前作「おねがい☆ティーチャー」から3年後の夏。シリーズ2作品を通じて、モテない名脇役として活躍した四道跨(しどうまたぐ)が主人公。高校卒業後、失意の浪人生活を送る跨の元に、星祭遥香という家庭教師(チューター)がやってくる。恋愛に関しては玉砕続きの跨にバラ色の未来が来るのか? が聴きどころ。もちろん、「ツインズ」を含め、これまでのシリーズのキャラクターが登場するのも注目ポイントだ。

　「今更ですが、チューターは家庭教師のことだと初めて知りました。ありがとうございました」と語るのは四道跨役の三浦祥朗さん。「今までのファンの方はもちろん、新しい方にも楽しんで頂けると思います。これだけのスタッフ/声優さんが頑張って作ったものなので、確実にいいものになっていると思いますので、ぜひ聴いてください」と完成度の高さをアピール。

みずほ先生や森野生徒会長など、シリーズのキャラクター達の声がまた聴けるのもドラマCDの魅力だ

(c)Plrease!/バンダイビジュアル

　一方、新キャラクター・星祭遥香役の仙台エリさんは「楽しかったです。意外に下ネタが多かったです」と笑顔で収録を振り返る。跨に振り回される、大変な役どころだが「たぶん遥香的には無理して猫耳とかをして、確実にこれがどんな記号なのかわかっていないと思いますが(笑)、ファンの皆さんもそれを想像して、跨と同じ気持ちになって聴いていただければと思います」と話す。

　同じく新キャラ・斉藤壕/ジョニー役の浜田賢二さんも「ハートフルな作品だとイメージしていましたが、全然そうではなく。僕なりにとても楽しませていただきました」と笑う。神城麻郁役の浪川大輔さんによれば「浜田さんが舌を噛み、口から血を流しながら喋っていたのが印象的でした。それぐらい力の入った作品だと思います(笑)」とのこと。

　小野寺樺恋の清水愛さんは物語について、「今までバカにされることは慣れていると言っていた跨さんが、自分と違ったタイプの人とであって変化していく、それは遥香さんの方も一緒で、そういう成長するストーリーがいいなと思います」とコメント。サービスシーンだけでなく、ストーリーにも期待できそうだ。

　そのほかのメッセージは以下の通り。

• 新谷良子さん(四道晴子役)
  • 久しぶりにこのキャラとこのメンバーだったのでとても懐かしくて、楽しかったです。お兄ちゃんが変態でもこの現場は落ち着くなと思いました(笑)。本編のDVDもCDもあわせて楽しんで頂きたいです。色んな形で『おねがい』シリーズは続いていくのだなと思うと同時に、もっと続くといいなと思います
• 清水愛さん(小野寺樺恋役)
  • 資料ですと渡していただいたので前編を聴いてから来たのですが、すごくおもしろくて、早く後編を聴きたいなと思っていたので、今日生で聴けてよかったです(笑)。ジョニーさんのイラストを見せて頂いたらRPGのキャラみたいに本当に格好良くて、こんな人が出てきたら好きになっちゃうなと思いました。あと、壕くんの舌足らずな喋り方が女性に大人気で、母性本能をくすぐられる感じだと思うので、覚悟して聴いてください(笑)。
• 浪川大輔さん(神城麻郁役)
  • 浜田さんはどうやってあの役づくりをしたのか気になります。素晴らしいです。『おねがい』シリーズのテイストを残しつつも、跨が格好よく見えたのでちょっと残念でした(笑)。また続きができればいいな、何かのきっかけで出会えたらいいなと思います。
• 金田朋子さん(まりえ役)
  • 毎回毎回、すごくいいお話なのですよ。でもそれ以上にみんながおもしろいので、そっちが残っちゃいますが(笑)、本当にいいお話です。壕さんや遥香ちゃんが入ってこられて、いつもに輪をかけて濃い感じになっています。個人的には、壕さんにあの舌足らずな言い方で「バブー」と言って欲しかったです(笑)。本当に、買って損はないぐらいおもしろくなっています。乞うご期待です。
• 中原麻衣さん(宮藤深衣奈役)
  • 壕さんや跨くんの変態な部分がピックアップされてそのおもしろさに埋もれてしまうけれども、根底にあるのはとてもいいお話です。今回、新しく個性的な方々が参加されることによって、今まで以上に素晴らしい『おねがい』の世界が描かれたのではと思いました。本当にいい作品ですので、買ってください。
• 田村ゆかりさん(森野苺役)
  • 本編はものすごくおもしろかったのですが、キャストトークの後で遥香ちゃんがしんみりと言ったセリフにすごくほろっときて、やっぱりいいお話だなと思いました。新しいキャラクターが増えることによって密度の濃い素敵なお話になりました。私はこのCDドラマを演じることができて『おねがい』シリーズが大好きだなと改めて思いました。きっとみんな同じ気持ちだと思います。ぜひぜひ聴いてください!

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(2007年7月27日)

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