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パイオニア、DTS-HD/TrueHD対応シアターセット
-小型サテライト活用の26万円システムなど


HTP-LX70
9月上旬より順次発売

標準価格:65,000円~261,000円


 パイオニア株式会社は、DTS-HD Master AudioやドルビーTrueHDなどのデコードに対応した5.1chシアターシステム「HTP-LX70」を10月上旬に発売する。価格は261,000円。

 また、次世代音声フォーマットには対応していないが、デジタル伝送のワイヤレススピーカーを採用した5.1chシステム「Smart theater 717」(HTP-S717)を9月上旬に94,000円で発売。さらに、2006年6月に発売したスピーカーラックシステム「B-07」(118,000円)に追加することで、5.1chシステムへと拡張できるオプション「HTP-07B」も9月上旬に65,000円で発売される。


■ HTP-LX70

HTP-LX70

 4個のサテライトスピーカーと、アンプ/デコーダ内蔵のサブウーファ、セパレートディスプレイ、タッチパネル液晶採用リモコンで構成するサラウンドシステム。ドルビーデジタルプラス、DTS EXPRESSに加え、DTS-HD Master Audio、ドルビーTrueHDのデコードにも対応している。

 サテライトスピーカーには、正12面体/無指向性スピーカーの考え方をベースにした「DODEC」テクノロジーを投入。サテライトスピーカーは4個同梱しており、各スピーカーのデザイン/外形寸法は同じだが、搭載するユニット数に違いがある。


サテライトスピーカー

 テレビの両脇に設置するサテライトスピーカーは、フロントスピーカーとセンタースピーカーの2つの役割を担当。5.2cm径のユニットを各3基、前面や天面に搭載しており、センタースピーカーを左右に分け、フロントスピーカーに内蔵させた“デュアルセンター”方式を採用している。

 リア用のサテライトには5.2cm径ユニットを2基搭載。フロント兼センター用も含め、サテライトの外形寸法は共通。122.5×104×89.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量はフロント兼センターが0.5kg、リア用が0.44kg。いずれも密閉型となっている。

 サブウーファには最大出力50W×8chのアンプを内蔵。5.1chシステムにも関わらず8chアンプを内蔵しているのは、センターが左右のサテライトに分かれているためと、サブウーファがダブルユニット構成になっているため。

 サブウーファ内蔵のユニットは18cm径×2。入力端子もウーファに用意しており、Ver.1.3a対応のHDMIを入力3系統、出力1系統装備。光デジタル入力×2も備えている。また、専用コネクターを介してセパレートディスプレイを接続。各種情報を表示するディスプレイ部で、ステレオミニの音声入力と、iPod用入力端子も備えている。

 自動音場補正機能「Advanced MCACC」も使用可能で、ディスプレイ部にMCACC用のマイク入力端子も用意。ほかにも、圧縮音楽ファイルを高音質再生する「サウンドレトリバー」機能や、リップシンク機能なども備えている。

 プラズマテレビなどと接続し、HDMI経由でのコントロールも可能。サブウーファの外形寸法は245×600×409mm(幅×奥行き×高さ)、重量は17.8kg。ディスプレイのサイズは168×88×74mm(同)、重量は350g。

□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release590-j.html


■ Smart theater 717

Smart theater 717

 フロント用トールボーイスピーカーと、ワイヤレス接続の一体型リヤスピーカー、センタースピーカー、サブウーファで構成する5.1chサラウンドシステム。サブウーファに5.1chアンプを内蔵。ドルビーデジタル、プロロジックII、DTS、AACなどに対応したデコーダも内蔵するほか、FM/AMチューナも備えている。

 また、自動音場補正機能の「MCACC」も装備。圧縮音楽を補間し、高音質再生する「サウンドレトリバー」機能も使用できる。さらに、同社プラズマテレビとの連携を実現するSR+端子を装備。シアターシステムの入力と連動して、プラズマテレビの入力を切り替えたり、テレビ側の音量を下げることができる。

 ワイヤレス接続タイプのリヤスピーカーが特徴。2.4GHzのデジタルDSSS伝送方式を採用しており、ノイズや通信機器との混在を防ぎながら、CD並みの高音質伝送を可能にしたという。

 リヤスピーカーは一体型筐体だが、7.7cm径ユニットを2基搭載し、2chのスピーカーとして再生。「ダイレクトディフューズ」機能を採用しており、ユニットを最適な角度でレイアウトすることで音を天井や壁に反射させ、間接音を利用してリアのサラウンドを再生する。リア用の内蔵アンプは10W×2ch(4Ω)。

 サブウーファには100W×6ch(4Ω)のアンプも内蔵。リアスピーカーを有線接続することもできる。リヤスピーカーの外形寸法は461.5×95×176.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.9kg。サブウーファは200×428×375mm(同)で、9kg。

 フロントスピーカーは密閉型のトールボーイ。7.7cm径ウーファを2基、2.6cm径ツイータを2基備えた2ウェイ4スピーカー。外形寸法は260×260×1,096.3mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.1kg。

 センタースピーカーは密閉型ブックシェルフ。7.7cm径ユニットを搭載する。外形寸法は220×100×90mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は700g。また、ワイヤレス伝送を行なうためのトランスミッタも付属。サイズは166×112×56mm(同)、重量300gとなっている。

□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release589-j.html


■ HTP-07B

 2006年6月に発売したスピーカーラックシステム「B-07」(118,000円)に追加することで、5.1chシステムへと拡張できるオプション。「B-07」はフロント用2chユニットを内蔵したラックのため、オプションの「HTP-07B」はサブウーファ、ワイヤレスリアスピーカー、センタースピーカー、ワイヤレス伝送用トランスミッタで構成される。

 各スピーカーやトランスミッタは、前述のSmart theater 717で使われているものと同じ。そのため、HTP-07Bは、Smart theater 717からフロントスピーカーを省いたセットとも言える。

HTP-07B B-07

□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release589-j.html
□関連記事
【2006年4月19日】パイオニア、プラズマTV向けのスピーカー内蔵AVラック
-5.1ch拡張用のスピーカーシステムも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060419/pioneer3.htm

□パイオニアのホームページ
http://pioneer.jp/

(2007年8月2日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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