|
株式会社ケンウッドは10日、日本ビクター株式会社の実施する第三者割当増資に対する払い込みと株式取得を完了。約200億円を出資し、発行済み株式の約17%を取得、ビクターの第2位株主となった。あわせて両社は、具体的な戦略業務提携を発表。カーナビの共同開発やプラットフォームの共用化などに取り組んでいく。 業務提携は、カーエレクトロニクス/ホームエレクトロニクスの各領域で進めていく方針で、まずはナビ・エンジンや、マルチメディアプラットホームなど車載製品向けの共同開発を進める。ホームオーディオについても、新技術開発などを共同で行なう。これらの共同開発の推進のために、対等出資による合弁会社を10月1日付で設立し、開発力強化を目指す。 また、カーCD/DVDレシーバーやホームオーディオ製品の相互生産委託によるスケールメリットの追求や製造コストの削減などに取り組むほか、部品の共同購買などによる調達/物流コスト削減も予定。両社間における部品や製品の相互供給を推進していく。 両社の部品調達や設計/生産合理化のためのITインフラの整備なども実施。知的財産権の相互利用も予定している。 2008年の両社の経営統合に向けて、経営統合検討委員会を発足。今後、より具体的な検討を進めていくという。 □ケンウッドのホームページ ( 2007年8月10日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|