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ソニー、ビデオ/ノイズ低減対応の新ウォークマン
-大型カラー液晶でAVC再生。WM DRMは非対応


10月20日発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、1.8型液晶を搭載し、MPEG-4 AVC/H.264再生に対応した新ウォークマン「NW-S710F/S610Fシリーズ」を10月20日より発売する。

 NW-S710Fシリーズはノイズキャンリング機構を搭載し、2/4/8GBの各モデルを用意。NW-S610Fシリーズはノイズキャンセル機構を省き、2/4GBモデルを用意する。価格はオープンプライス。

品番ノイズキャンセル本体カラー容量発売日店頭予想価格
NW-S718F ホワイト
ピンク
ブルー
レッド
ブラック
8GB10月20日 27,000円前後
NW-S716F 4GB21,000円前後
NW-S715F 2GB17,000円前後
NW-S616F - シルバー
ブルー
ピンク
4GB 18,000円前後
NW-S615F 2GB14,000円前後


■ AVCビデオ再生対応。国内モデルはWM DRM非対応

 NW-S710FとNW-S610F機能上の違いはノイズキャンセル機能と、メモリ容量、カラーバリエーションなど。その他の基本機能は共通となっている。

NW-S710Fシリーズ NW-S610Fシリーズ

1.8型のカラー液晶を搭載する

 1.8型/240×320ドットのカラー液晶ディスプレイを装備したほか、ビデオ再生機能を新搭載。MPEG-4 AVC/H.264とMPEG-4動画の再生に対応する。対応ビデオ形式は、MPEG-4 AVCがBaseline Profile レベル1.2/1.3で解像度が320×240ドット、ビットレート768kbps、フレームレート30fpsまで。MPEG-4 SPが320×240ドット、2.5Mbps、30fpsまでとなっている。

 付属ソフト「Media Manager for WALKMAN」により、ウォークマン用動画の転送が可能。なお、同ソフトにはウォークマン用動画の作成機能は備えておらず、動画変換のためには、「Image Converter 3 ver.3.1(実売3,000円前後)」などが必要となる。

【訂正】
※記事初出時に、Media Manager for WALKMANでウォークマン用動画を作成可能としておりましたが、動画作成のためには別途変換ソフトなどが必要となります。お詫びして訂正いたします。

 動画だけでなく、JPEG画像の再生にも対応。音楽付きのスライドショー再生なども可能となっている。

 対応音楽ファイルは、MP3(32~320kbps)、WMA(32~192kbps)、ATARAC(48~352kbps)、ATRAC Advanced Lossless(64~352kbps)、リニアPCM、AAC(16~320kbps)、HE-AAC(32~128kbps)。楽曲転送ソフトには「SonicStage CP」を利用する。

 なお、DRM付きのAACには非対応。また、米国/欧州モデルでは、Windows Media DRMに対応していたが、国内モデルについては、WM DRM非対応となった。同社では、「各地域の市場特性を考慮して製品仕様を決めているため」としている。

 1.8型の大型液晶を採用し、検索性を向上。16枚のアルバムジャケット表示が可能となったほか、50音順表示やアーティスト名などをイニシャル別に検索できる「イニシャルサーチ」も搭載する。FMチューナも内蔵している。

NW-S710F(ブラック) NW-S710F(ホワイト) NW-S610F(ピンク)


■ クリアオーディオテクノロジー搭載で高音質化

上部のスイッチでNC ON/OFFを切り替え

 NW-S710Fシリーズは、ノイズキャンセリング機能を搭載。周囲の騒音を約1/4まで低減可能で、本体上部のスイッチでノイズキャンセルのON/OFF切り替えが可能となっている。

 イヤフォンはNW-S710F/S610Fシリーズともに、13.5mm径の大口径タイプを採用。同社のEXモニターヘッドフォン「MDR-EX90SL」のノウハウを継承し、密閉型音響構造による豊かな低音再生と、快適な装着感を両立しているという。

 また、独自の高音域補間技術「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」により、MP3やATRACなどの圧縮音源で失われた高域を自然に補完する。また、チャンネルセパレーションを向上する「クリアステレオ」や低音の歪みを抑える「クリアベース」も搭載。これらの高音質技術を総称し、同社では「クリアオーディオテクノロジー」と命名している。

 なお、DSEEやクリアステレオ、クリアベースの各機能はビデオやFMラジオの音声には反映されない。

ACアダプタと録音用ケーブルのセット「ACK-NWH30」も10月20日発売

 Heavy/Pop/Jazz/Uniqueの4モードのイコライザと、2つのカスタムモードイコライザを装備。スタジオ/ライブ/カラオケなどの6つの音場モードを選択できる「バーチャルホンテクノロジー(VPT)」も搭載している。

 また、別売の録音ケーブル「WMC-NWR1(実売1,280円)」を利用して、CDやMDからのダイレクト録音にも対応。録音形式はリニアPCMと、ATRAC3 plus(64/128/256kbps)。録音した楽曲はSonicStageに取り込んで、インターネット経由で楽曲情報などを取得できる。

 ヘッドフォン出力のほか、専用のWM-PORT端子を装備。充電はWM-PORTを介してUSB経由で行なう。連続再生時間は音楽再生時が約33時間(MP3)/約30時間(ATRAC3)、ビデオ再生時が約9.5時間。


 外形寸法/重量はNW-S710Fシリーズが79.5×42×11.5~13mm(縦×横×厚み)/約52g、NW-S610Fシリーズが79.5×42×11.5mm(同)/約50g。SonicStage CPの対応OSはWindows 2000/XP/Vistaだが、Media Manager for WALAKMANはWindows XPとVistaのみとなる。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200709/07-0911/
□ウォークマンのホームページ
http://www.sony.co.jp/walkman/
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( 2007年9月11日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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