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株式会社デノンラボは、デンマークのスピーカーブランド「DALI」の「HELICON(ヘリコン)」シリーズ新モデルとして、フロア型の「800 MK2」と、ブックシェルフ「300 MK2」の2モデルを10月上旬に発売する。価格はいずれもペアで、フロア型が1,113,000円、ブックシェルフが462,000円。 「800 MK2」は4ウェイ5スピーカーのフロア型で、ウーファは200mm径ユニットを2基搭載したダブルウーファ。ミッドレンジは165mm径、ツイータは25mm径のドームと、10×55mmのリボンタイプのハイブリッドとなっている。再生周波数帯域は31Hz~27kHz。クロスオーバー周波数は580Hz、3kHz、13kHz。
ブックシェルフタイプの「300 MK2」は、3ウェイ3スピーカー仕様。ウーファは165mm径のコーン、ツイータは「800 MK2」と同じ、25mm径ドームと10×55mmリボンのハイブリッドとなる。再生周波数帯域は37Hz~27kHz。クロスオーバー周波数は3,400Hz、13kHz。 4月に発売された「HELICON 400 MK2」と同じ、「HELICON MK2」シリーズのラインナップ。フロア型は上位、ブックシェルフは下位モデルとなる。基本的な仕様は従来モデルを踏襲しながら、ドライバーユニットの磁気回路を強化したほか、ユニットの素材やネットワーク、端子などにも改良が加えられたシリーズとなっている。 具体的には、ウーファとミッドレンジのコーン部に、フラッグシップシリーズ「EUPHONIA」と同じ、ペーパーパルプにウッドチップをブレンドしたものを採用。軽量かつ高剛性を実現したという。 ツイータは25mm径のソフトドームユニットと、10×55mmのリボンユニットを、6mm厚のアルミボードにマウントしたハイブリッドタイプ。スムースで指向特性の広い、理想的な高域再生が行なえるとしている。 ネットワーク部にはプリント基板を使わず、手差しのハード・ワイヤリングで接続。コンデンサもグレードアップしている。スピーカー端子も新開発。エンクロージャも「HELICON」シリーズのイメージを保ちながら、剛性を向上。内部には非対称ブレーシングを施すことで定在波や共振を排除。多層MDF材をベースに、高級感のある光沢仕上げを採用している。
両モデルともインピーダンスは4Ω。外形寸法と重量は、「800 MK2」が300×539×1,130mm(幅×奥行き×高さ/スパイク含まず)で、40kg。「300 MK2」が208×398×435mm(同)で、10.5kg。
□デノンラボのホームページ
(2007年9月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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