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株式会社東芝は、MPEG-4 AVC/H.264形式でのフルHD録画に対応したHDD搭載ビデオカメラ「gigashot Aシリーズ」と、720p記録に対応した「gigashot Kシリーズ」を10月下旬より発売する。価格は全モデルオープンプライス。
ともに1.8型HDDを内蔵して、HD画質で録画が可能なビデオカメラ。記録形式はMPEG-4 AVC/H.264で、記録解像度はAシリーズがフルHD/1,920×1,080ドット、Kシリーズが720p/1,280×720ドット。 ■ gigashot Aシリーズ
フルHDのMPEG-4 AVC記録に対応したHDDビデオカメラ。HDD容量はgigashot A100Fが100GB、A40Fが40GB。gigashot A100F/A40Fの違いはHDD容量のみ。 総画素数約236万画素、有効149万画素(動画/静止画)の1/3型CMOSセンサーの単板式で、フルHD記録に対応。 レンズはフジノン製で、光学10倍ズーム(F1.8~F2.8)。広角撮影を重視しており、35mm換算の焦点距離は35.9~431mm。フィルタ径は43mm。手ぶれ補正は電子式。20/80倍のデジタルズームも備えている。 独自開発の画像処理エンジン「Real-Vエンジン」により、暗い場所でもノイズを低減し、被写体を明るく撮影でき、画像の明暗部分を自然にリアルタイムに調整し、立体感ある画像を実現するという。 動画記録形式はMPEG-4 AVC/H.264で、解像度は1,920×1,080i/1,440×1,080i、フレームレートは60fps。音声記録形式は16bit/48kHzのドルビーデジタルステレオでビットレートは384kbps。記録モードはXQ/HQ/SPの3種類が用意され、HDD容量100GBのA100Fの場合、最高画質のXQで約12時間、標準モードのSPで23時間20分の録画が可能となっている。なお、ソニーや松下のビデオカメラが採用しているAVCHD形式ではない。 本体の外形寸法は78.1×135.4×79.0mm(幅×奥行き×高さ)で、「HDD内蔵フルハイビジョンムービーカメラとしては世界最小」としている。本体重量は495g(A100F)/485g(A40F)、バッテリを含む重量は555g(A100F)、545g(A40F)。 HDDはゲル緩衝剤により落下時の衝撃から保護。さらに、3次元加速度センサーにより、落下検知時に自動的にヘッドを退避させる独自の保護システム「Diprotechs」も搭載している。 SDHCに対応したSDメモリーカードスロットも装備。最高1,920×1,080ドット/207万画素のJPEG静止画記録が行なえる。感度はISO50~400までを設定できる。 静320×240ドット/23万画素の3型カラー液晶モニターを搭載。「オートモード」撮影時には、シャッタースピードや露出を自動設定するほか、撮影用のRECボタンやズームレバーを青く点灯させ、初心者でも迷わずに操作できるよう配慮している。静止画と動画の同時記録も可能となっている。
電源OFF状態からの起動を高速化した「スタンバイモード」も搭載。一定の範囲より広角にならないように光学ズームに制限をかける「ステージモード」も装備。「客席から舞台を撮影する際に、人影を映さずに撮影できる」としている。 HDMI mini(Type C)出力端子を装備し、記録した映像をテレビなどに出力できる。また、同社AV機器のHDMI連携機能「レグザリンク」に対応し、レグザのリモコンからgigashotの電源オフや動画再生などが可能となる。 コンポーネントビデオ出力とAV入出力端子も装備。USBを介してパソコンと連携可能となっており、付属のアプリケーションソフト「ImageMixer 3 for TOSHIBA」と「Nero Vision 5 for TOSHIBA」をインストールしておけば、gigashotをPCに接続するだけで、gigashot内の動画を自動的に転送する。 付属バッテリ利用時の、連続撮影時間は約75分。リチウムイオンバッテリーのほか、ACアダプタやリモコン、USBケーブル、AVケーブル、D端子ケーブルなどが付属する。 ■ gigashot Kシリーズ
720pのMPEG-4 AVC記録に対応したHDDビデオカメラ。HDD容量はgigashot K80Hが80GB、K40Hが40GB。 総画素数約135万画素、有効92万画素(動画/静止画)の1/3型CMOSセンサーを搭載した単板式。レンズは光学10倍ズーム(F3.5)で、35mm換算の焦点距離は46.2~503.6mm。記録解像度は1,280×720ドッドのプログレッシブで、フレームレートは60fps。音声は16bit/48kHzのAACで、ビットレートは128kbps。 起動時間を短縮できる「スタンバイモード」や、一定の範囲より広角にならないように光学ズームに制限をかける「ステージモード」も搭載。SDHC対応のメモリーカードスロットも装備。AVC動画のほか、最高92万画素/1,280×720ドッドのJPEG静止画に対応する。なお、動画と静止画との同時記録には対応しない。 HDMI mini端子も装備しているが、レグザリンクには非対応。コンポーネント出力やAV出力も装備する。USB端子を備え、記録した動画をPCに転送できる。 付属バッテリ利用時の、連続撮影時間は約90分。外形寸法は86.8×135.5×80mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は515g(K80H)/500g(K40H)、バッテリを含む重量は585g(K80H)/570g(A40F)。USBケーブルやAVケーブル、D端子ケーブル、ACアダプタ、リチウムイオンバッテリなどが付属する。 なお、gigabeat A/K用のオプションとして、バッテリパック「GSC-BT6」や、大容量バッテリパック「GSC-BT7」、充電器「GSC-BC1」が10月下旬に発売される。また、0.7倍のワイドコンバージョンレンズ「GSC-L0743」と、1.7倍のテレコンバージョンレンズ「GSC-L1743」も11月上旬より発売予定。価格はいずれもオープンプライス。
( 2007年9月25日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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