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キヤノン株式会社は、液晶プロジェクタの新モデル4製品を10月中旬より順次発売する。SXGA+解像度のLCOSパネルを搭載した上位モデル「SX7」、XGA解像度のLCOS搭載の「X700」、透過型液晶パネル採用の「LV-7585」、「LV-7365」を用意。各モデルの発売時期や価格などは下表の通り。
■ SX7/X700 いずれも反射型液晶パネル LCOS(Liquid Crystal On Silicon)を採用するプロジェクタ。SX7は1,400×1,050ドット、X700は1,024×768ドットの0.7型LCOSパネルを採用。LCOSは日本ビクター製。 独自の光学エンジン「AISYS(Aspectual Illumination System)」を搭載。光を縦方向と横方向に分けて別々に最適化することで、輝度を最大4,000ルーメン(通常モード時)に向上した。静音モード時の輝度は3,200ルーメンとなる。コントラスト比は1,000:1。レンズは光学1.7倍の電動ズームレンズ(F1.85~2.5)。 ランプは出力275WのNSHAランプを採用。従来のDC(直流)ランプからAC(交流)ランプに変更することで、色再現性が向上しているほか、発光効率の改善により照明効率が向上。赤や緑の色純度が高まり、ランプも長寿命化したとしている。騒音レベルは標準モード時で約35dB、静音モード時で31dB。 「オートセットアップ」機能を搭載。ピント合わせや台形歪み補正、入力信号選択などを自動で行なう。 映像モードは、プレゼンテーション/スタンダード/sRGBのほか、RGB、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(黄色)の6色の色合いや濃さなどを調整できる6軸色調整機能を搭載。階調を自動補正するダイナミックガンマ機能や、人の記憶に近い鮮やかな色再現を行なうという記憶色表示モード、黒板モードなども備える。またSX7のみ、より広い領域の色再現が可能なAdobe RGBモードを備える。 入力端子はDVI-I、D-Sub 15ピン(アナログRGB/コンポーネント共用)、S映像、コンポジットを各1系統備えるほか、音声はステレオミニを3系統装備。PC出力(アナログRGB)とステレオミニ音声出力のほか、USBやRS-232Cも備える。出力1Wのモノラルスピーカーも内蔵する。 消費電力は360W(標準時)、290W(静音時)。外形寸法は266×336×114mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.8kg。
□製品情報(SX7) ■ LV-7585
1.3型/1,024×768ドットの液晶パネルを搭載するデータプロジェクタ。330WのNSHAランプを内蔵。輝度は6,500ルーメン(標準モード時)、コントラスト比は1,600:1。レンズは光学1.3倍の電動ズーム(F1.7~2.0)。 任意の色相を補正できるカラーマネジメント機能や、映像の明るさに応じて階調を自動調整する自動画質補正機能などを備える。 吸気口部のエアフィルタは巻き取ることで清掃の手間を軽減できる自動巻き取り式を採用する。 入力端子はDVI-D 1系統、アナログRGB 2系統(D-Sub 15ピン、BNC各1)、コンポーネント(コンポジット共用)、S映像を各1系統備える。アナログRGB(D-Sub 15ピン)出力のほか、USBやRS-232Cも装備する。 騒音レベルは40dB(標準)/32dB(静音)。外形寸法は370×440×187mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13kg。
□製品情報 ■ LV-7365
0.63型/1,024×768ドットパネル搭載のモバイルデータプロジェクタ。210WのNSHランプを内蔵。輝度は3,000ルーメン(標準)/2,400ルーメン(静音)。コントラスト比は500:1。レンズは光学1.6倍の手動ズーム(F1.6~2.5)。 起動から約8秒で映像が表示できるほか、クールダウンは約30秒で完了。自動台形歪み補正機能も備える。 入力端子はDVI-I(HDCP対応)、コンポーネント兼用アナログRGB(D-Sub 15ピン)、S映像、コンポジットを各1系統備えるほか、アナログ音声3系統(RCA 2、ステレオミニ1)装備。アナログRGB出力とステレオミニ音声出力のほか、RS-232Cも備える。出力5Wのモノラルスピーカーも内蔵する。 騒音レベルは35dB(標準)/29dB(静音)。外形寸法は310×265×109mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.3kg。
□製品情報 □キヤノンのホームページ ( 2007年9月28日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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