◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
CEATEC JAPAN 2007【会場レポート】
RWC、ワンセグ録画対応の7型液晶搭載ポータブルナビ
-ドラム缶ワンセグTVや、DTCP-IPソリューションなど


RWC/CARPOINTブース

期間:10月2日~6日

会場:幕張メッセ

入場料:一般1,000円、学生500円




■ RWCはワンセグ内蔵ポータブルナビの新モデルを出展

 株式会社アールダブリューシー(RWC)は、韓国CARPOINT製ポータブルナビの新モデルとして、7型液晶搭載のワンセグ内蔵ポータブルナビ「RM-Z7000」と、バイク向けポータブルナビ「RM-A4000」の2製品を11月より国内販売開始する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はZ7000が89,800円前後、A4000が69,800円前後の見込み。

RM-Z7000

 RM-Z7000は7型/800×480ドットの液晶ディスプレイを搭載するポータブルナビ。128MBの内蔵メモリとSDカードスロットを備え、SDカード内の音楽再生や動画再生に対応。OSはWindows CE 5.0で、CPUにはAMD Alchemy Au 1250(600MHz)を搭載。GPSユニットも内蔵する。

 動画の再生対応フォーマットはAVIのほか、MPEG-1/4、WMV/ASF。音楽はMP3のほか、WMA/WAV/OGG/AC3が再生できる。静止画表示はJPEG/BMP/GIF/PNGに対応。

 ワンセグチューナを内蔵し、番組視聴が可能なほか、SDメモリーカードへの録画にも対応。ロッドアンテナを内蔵するほか、外付けアンテナも付属する。そのほか、ナビの画面とワンセグ画面を同時に表示するNIP(ナビインピクチャ)機能を搭載した。

 外形寸法/重量は197×31×100mm(幅×奥行き×高さ)/約500g。リモコンや、両面テープで固定可能なスタンドなどが付属する。

RM-A4000

 RM-A4000は、GPSユニット内蔵のバイク利用者向けポータブルナビ。外形寸法/重量が115×30×80mm(幅×奥行き×高さ)/260gのコンパクトな筐体を採用し、バイクのメーター付近に取り付けて利用する。保護等級JIS3級(IPX3)相当の防滴仕様が施される。

 Bluetooth機能を搭載し、付属のレシーバと接続することで、ナビ情報などを音声でも伝えられる。3.5型の液晶ディスプレイを搭載。メディアプレーヤー機能として、MPEG-4動画、MP3/WMA楽曲の再生が可能。静止画表示はJPEGなどに対応する。

 2モデルとも、地図データを収録した容量2GBのSDカードが付属。本体のスロットに挿入して利用する。PCとはUSB 2.0で接続し、データの転送などが行なえる。本体にバッテリを内蔵するほか、車載用シガーアダプタやACアダプタも付属。

□関連記事
【7月4日】RWC、4.3/7型液晶装備のワンセグ内蔵ポータブルナビ
-地図データ内蔵2GB SD付属。動画/音楽再生も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070704/rwc.htm



■ ダイナはドラム缶形状のワンセグテレビを展示

 株式会社ダイナコネクティブは、ドラム缶形状のワンセグテレビ「DY-1S25S」を参考展示。2.5型液晶ディスプレイを搭載し、ワンセグ放送の視聴が行なえる。11月発売予定で、価格は未定だが、9,800~15,000円前後を想定しているという。

 そのほか、ワンセグチューナと7型液晶ディスプレイ搭載のポータブルDVDプレーヤー「DY-1S7D1」も展示。こちらも11月発売予定で、価格は29,000~34,800円前後の見込み。

ドラム缶形状がユニークな「DY-1S25S」 7型液晶搭載ポータブルDVD「DY-1S7D1」

 DXアンテナ株式会社では、未発表の地上デジタルチューナ内蔵の19型液晶テレビ「LVW-192」を展示。11月1日より発売予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 1,440×900ドットの19型液晶パネルを装備。HDMI入力なども備える。

 また、未発表のHDD/DVD/VHS一体型のハイビジョンレコーダ「DVHR-D250」を紹介。11月中旬より発売予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円台になるとしている。

LVW-192 DVHR-D250

 株式会社マイタックジャパンは、9月26日発売の「Mio DigiWalker」シリーズ新モデル「C525」、「C523」を中心にシリーズ全モデルの展示が行なわれていた。

 国内未発売製品としては、200万画素のカメラを内蔵した横型のポータブルナビ「C720」と、Windows Mobile搭載のPDA形状のナビ「P560」を参考展示。今後、国内での展開も検討しているが、具体的なスケジュールや価格などについては未定としている。

C720 P560

□関連記事
【9月10日】マイタック、ワンセグ対応のポータブルナビ「Mio DigiWalker」
-動画再生対応。2GB ROMに地図収録。SDスロットも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070910/mitac.htm



■ サイバーリンク、DTCP-IP対応DLNAソフトの一般向け販売を検討

 サイバーリンク株式会社は、DLNAブースの同社ソリューション紹介コーナーにて、DLNAクライアントソフト「SoftDMA」のDTCP-IP対応版のデモと説明を行なった。

サイバーリンク 高木修一代表取締役

 SoftDMAはこれまではアナログコンテンツの再生にのみ対応していたが、DTCP-IP対応バージョンを新たに開発。9月上旬に発売開始した東芝製AVノートPC「Qosmio G40/97D」に同梱されている。

 DTCP-IP対応版のSoftDMAについては、一般向けの販売も検討しているという。具体的な時期や価格などは未定だが、サイバーリンクの高木修一代表取締役は「OEM先がもう少し増えて、知名度が上がってきたところで、一般向けの販売も行ないたい」としている。

 会場では、DTCP-IP対応のDLNAサーバー機能を搭載する東芝製HD DVDレコーダ「RD-A600」と、ソニー製ハイビジョンレコーダ「RDZ-D77A」のHDDに録画された地上デジタル放送の番組を、ノートPC上からネットワーク伝送で再生するデモを実施。レコーダが番組録画中や、レコーダで同じ番組を再生している場合でも、問題なく再生できるという。

 同社のDTCP-IP技術については、ソニーが2005年発売のAVパソコン「VAIO Type X Living」との連携に利用するクライアントソフト「VAIO Media」に暗号化モジュールの技術を提供するなど、初期の段階から開発を行なっていた。

 ソニーのVAIO Mediaでは、ソニー製品同士の連携にしか対応しないように作られていたため、現在のDTCP-IP対応DLNAクライアント製品ではこれら機器との連携は行なえないが、基本的な技術としては、現在のDTCP-IP対応SoftDMAと同等のものだという。

 SoftDMAについても歴史は古く「DigiOnと同じ頃にDLNA認証を取得した。海外では知名度もあるが、国内ではあまり知られていないのが実情。今後一般販売を通じて、DLNAの認知度とともにSoftDMAの認知度も広めていきたい」とした。

 SoftDMAの一般販売を目指す理由として、来年のオリンピック開催を挙げており「オリンピックの開催により、テレビは大人に独占されてしまうが、子供たちなどはレコーダ内に保存されたアニメや他の番組が見たいはず。そういう子供たちがノートPCを使って、レコーダ内のアニメを見られるようにしたい」とした。

DTCP-IP対応SoftDMAが付属する東芝のAVノート「Qosmio G40/97D」 SoftDMAでHDDレコーダに接続 HDDレコーダとPCとで、同じ地上デジタル放送番組を同時に再生

 「ダビング10」については、「ダビング10成立後には、DTCP-IP対応のDLNAサーバー製品の一般販売を展開し、ネットワークによる利便性も向上させていく」とした。

 DTCP-IP対応のDLNAサーバー製品とSoftDMAを組み合わせて、インターネット経由で外部のPCから家庭内のデジタルコンテンツにアクセスして見られるようになるという。技術的な問題はとくにないとしており、「これまでは、インターネットで外部からアクセス可能という点が問題になる恐れがあったが、ダビング10が成立する頃になれば、暗号化されたDTCP-IPのインターネット経由配信も認められるはず」としている。

 そのほか、現在海外で発売されているWindows Vista用のプラグインソフト「Media Deluxe」を国内でも展開する予定とした。具体的な時期や価格は未定だが、米国では100ドル前後で販売されている。

 Media Deluxeは、Windows Vistaに備えるMedia Centerの機能拡張キット。Vistaのリモコンのみで操作可能なインターフェイスを採用した簡易ツールが複数収録されており、Media Centerを利用した番組録画時に、スポーツのいいところのみを自動で編集する「MagicSports」や、DVDオーサリング機能「MakeDisc MagicDirector」、DVカメラからのキャプチャをリモコンのみで行なえる「PowerDV」などの機能を搭載。

 また、10月6日にソニーが発売したPCブランド「VAIO」の一体型シリーズ「VAIO type L」新モデルで採用されている地上デジタル放送の録画/視聴ソフト「TV Enhance for VAIO」も同社のOEM供給によるもの。同社単独ではなく、協業数社の手による共同開発のソフトとチューナユニットを提供している。「国内PC向けの地上デジタル放送対応製品のOEM供給としては、ピクセラ以外では初」とした。

そのほか、HD DVDブースでは、フルHD対応「DMX-HD1000」で録画した映像から、同社のオーサリングソフト「PowerProducer」でHD DVDビデオを作成、HD DVD-Rメディアに記録するデモを実施。Blu-ray Discブースでは、BD-REメディアに同ソフトでダイレクトキャプチャするデモを行なった

□関連記事
【9月25日】ソニー、地デジ/BDドライブ搭載の「VAIO」秋モデル
-壁掛け対応でテレビにもなる「type L」など
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070925/sony.htm
【8月20日】東芝、地デジWチューナ/レグザリンク搭載AVノートPC
-VARDIAの録画番組をDTCP-IP再生。HD DVD搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070820/toshiba5.htm



■ その他

ソニーのメモリースティックブースでは、「映像を持ち出す」をテーマに、PCとAVCHDビデオカメラの連携や、新型PSPでの動画再生、インターネットの映像共有サービス「eyeVio」など各製品同士の連携機能の紹介を行なった メモリースティックのロードマップ。2008年にはメモリースティック PRO Duoの容量16GBモデルが登場するほか、高速転送タイプの8GBモデルが登場する予定 PSPでも利用できる手塚治虫の有料コミックコンテンツ「手塚治虫Mマガジン」のデモ

村田製作所では、エプソンと共同開発を表明したワイヤレス充電システムのデモを実施。そのほか、フルセグ対応の地デジチューナモジュールなどを参考展示。厚み1.2mmの圧電スピーカの実演デモも行なった

ゼンテックは9月に発表した地上デジタル/BS/110度CS対応のチューナモジュールを展示 マスプロ電工はユニークなデザインの家庭用UHFアンテナ「SPM2」を参考展示 ペガシスはデジタルコンテンツパビリオンにて、動画編集ソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」、オーサリングソフト「TMPGEnc DVD Author 3」のほか、業務用の動画変換ソフト「TMPGEnc Extractor」を展示

KDDIブースでは、auの最新携帯端末「INFOBAR 2」を展示。実際に動作する端末に触れられるので、ブースは常に賑わっていた NTTドコモでも、年内投入予定の新FOMAをこっそり展示。年内投入予定の携帯ゲーム新製品の実働デモにて、端末の一部に触れることができた

カノープスは、ビデオ編集ソフト「EDIUS」シリーズの機能紹介のほか、業務用のネットワーク対応ハイビジョンプレーヤー「HDMA-4000」シリーズなどを展示

デジタルコンテンツコラボスクエアでは、コンテンツ作成ツールやコンテンツ配布のソリューションなどを紹介。ユニークだったのは、コミック作成ツール「ComicStudio」シリーズなどを展開する株式会社セルシスのブースで、漫画家の加曽利りあら氏を招き、会場にてComicStudioを使ったコミック作成のデモを行なっていた

□CEATEC JAPAN 2007のホームページ
http://www.ceatec.com/2007/ja/visitor/
□関連記事
【CEATEC JAPAN 2007 レポートリンク集】(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/link/ceatec.htm

( 2007年10月9日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.