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株式会社東芝は、11日付けの日本経済新聞における「有機ELテレビ商品化を延期」の報道に対し、「携帯電話などの小型ディスプレイを優先し、テレビ向けの製品化時期は見直す」とコメントした。 4月の経営方針説明会において、西田厚聰代表執行役社長が2009年に有機ELの民生用カラーテレビを投入する旨を明らかにしていたが、小型モデルを含めテレビの製品化時期を見直し、「コストと市場を見て判断する」(同社)と方針を変更した。 当面は、携帯電話やカーナビなどの小型ディスプレイを優先し、2008年の製品化を目指す。テレビについては具体的な時期は未定だが、開発は続けており、小型ディスプレイの量産技術が大型製品にも投入される見込み。 なお、事実上開発が凍結となっている同社のSEDテレビについては、「この件によって位置付けが変更されることはない」としている。
( 2007年12月11日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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